〇〇界隈とは?一覧と元ネタを徹底解説!使い方もわかる完全ガイド | サクッと深掘りしてみました
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〇〇界隈とは?一覧と元ネタを徹底解説!使い方もわかる完全ガイド

エンタメ

最近SNSを見ていると「風呂キャンセル界隈」「回転界隈」といった、ちょっと変わった言葉を目にすることがありますよね。この「〇〇界隈」という言葉、実はZ世代を中心に大流行しているんです。でも、いったいどんな意味なのか、どんな種類があるのか、わかりにくいと感じていませんか?この記事では、界隈の意味から元ネタ、具体的な一覧まで、どこよりもわかりやすく解説していきます。

界隈(かいわい)ってそもそもどういう意味?

「界隈」という言葉自体は、もともと日本語の辞書にも載っている言葉なんです。本来の意味は「その辺り一帯」「周辺の地域」というもので、たとえば「渋谷界隈」「浅草界隈」といった使い方をしていました。

ところが、インターネットやSNSの登場によって、この言葉の使われ方が大きく変わってきました。今では場所や地域を指すのではなく、共通の趣味や興味、状況を持つ人たちのグループやコミュニティを指す言葉として使われているんです。

つまり、「〇〇界隈」という場合、「〇〇が好きな人たちの集まり」「〇〇という状況にある人たちのコミュニティ」という意味になります。たとえば「アニメ界隈」といえば「アニメが好きな人たちのコミュニティ」、「ゲーム界隈」といえば「ゲームをプレイする人たちのグループ」という感じですね。

この使い方が広まったのは、SNSで同じ趣味や関心を持つ人同士が簡単につながれるようになったからです。TwitterやInstagram、TikTokなどで、ハッシュタグを使って「#〇〇界隈」と検索すれば、同じ興味を持つ仲間が見つかります。

〇〇界隈が大流行した元ネタとは?

「〇〇界隈」という言葉自体は、もともとはオタク文化の中で使われていました。2000年代頃から、TwitterなどのSNSで「ジャニーズ界隈」や「アニメ界隈」といった使い方が見られるようになり、特定のファンダムやコミュニティを指す言葉として定着していきました。

でも、界隈という言葉が一気に社会現象レベルで広まったのは、2024年のことなんです。そのきっかけとなったのが「風呂キャンセル界隈」という言葉の誕生でした。

2024年4月28日、あるTwitterユーザーが「お風呂に入るのが嫌すぎる」という理由でドライシャンプーを紹介する投稿をしました。この投稿に3万以上の「いいね」がつき、大きな話題となったんです。そして、この投稿を引用する形で「風呂キャンセル界隈」という言葉が登場し、瞬く間にSNS上で広まっていきました。

この「風呂キャンセル界隈」というキャッチーな言葉が若者の共感を呼び、「自分もこの界隈かも!」と多くの人が自分の状況に当てはめて使い始めたんですね。お風呂に入るのが面倒で後回しにしてしまう、という誰もが経験したことのある日常のあるあるを、自虐的でユーモラスに表現した点が受けました。

Yahoo検索のビッグデータでも、2024年5月以降に「界隈」を含む検索が大きく伸びており、特に「風呂キャンセル界隈」が最も多く検索されていたことが明らかになっています。そして同年、ユーキャンの新語・流行語大賞では「界隈」という言葉そのものがトップ10に選ばれました。2019年から2023年の4年間で検索人数が倍増し、2024年10月時点では過去最高を記録しています。

人気の〇〇界隈一覧【ジャンル別に紹介】

それでは、実際にどんな界隈があるのか、ジャンル別に見ていきましょう。本当にたくさんの種類があるので、きっとあなたも「これ知ってる!」「自分もこの界隈かも」と思うものが見つかるはずです。

ネタ系・日常あるある界隈

このカテゴリーは、日常生活でのちょっとした行動や癖を面白おかしく表現した界隈です。自虐的でユーモアのあるものが多く、共感できる人が続出しています。

風呂キャンセル界隈は、お風呂に入るのが面倒で後回しにしてしまう人たちのこと。疲れている時や眠い時に「今日は風呂やーめた!」となってしまう経験、誰にでもありますよね。TikTokでは風呂を後回しにしてだらだら過ごす様子を面白おかしく動画にするのが定番です。シャワーだけ浴びる人は含まれないことが多く、完全に入浴をスキップする人を指します。ドライシャンプーやボディシートなどの便利グッズを紹介し合う文化もあります。

伊能忠敬界隈は、日本中を歩いて測量した江戸時代の測量家、伊能忠敬にちなんで名付けられた界隈です。長距離を歩くことを好む人や、仕事や趣味で長時間歩く人たちを指します。1日に何十キロも歩くその姿が伊能忠敬のようだと話題になりました。健康志向やダイエット目的で歩く人も多く、歩数計アプリのスクリーンショットをSNSでシェアするのが定番です。

当たり前界隈は、誰が見ても当たり前のことをわざとらしく驚いたフリをして投稿する、大喜利のような界隈です。たとえば「ポテトのLサイズにしたら量増えるんだが!?」「朝ごはん食べたらお腹空かなくなった件」といった内容で、コメント欄では「天才現る」「新発見だ!」とノリツッコミが殺到します。シュールな笑いを楽しむZ世代に人気です。

TikTok発祥のビジュアル系界隈

TikTokで流行した動画スタイルから生まれた界隈も多数あります。これらは特定のファッションや撮影スタイルが特徴です。

回転界隈は、音楽に合わせて回転しながらコーデやファッションを見せる動画を投稿する人たちのこと。安室奈美恵さんの「GIRL TALK」という曲に合わせてゆっくり回る動画や、andymoriの「すごい速さ」に乗せて高速回転する動画が人気です。友達同士で一緒に回転してポージングする様子が印象的で、TikTok上の投稿数は数百万件を超える定番企画になっています。ファッション系だけでなく、おもしろ系のネタ動画も多く、極端にゆっくり回ったり、目が回るほどの高速スピンをする派生バージョンも生まれています。

片目界隈は、顔の片目だけを写した自撮り写真を投稿する人たちを指します。片目と髪の一部だけが写るミステリアスな雰囲気が特徴で、顔全体を出さずに自己表現できるスタイルとして若者に支持されています。「片目界隈チャレンジ」がTikTokで流行し、多くのユーザーが参加しました。ただし、その独特なビジュアルから「痛い」「気持ち悪い」という声もあります。

和室界隈は、畳や障子が映り込んだ和室を背景に、リアルな生活感をにじませるSNS投稿をする人たちのこと。一見地味で垢抜けない雰囲気ながらも、素朴さや飾らない可愛さが注目を集めています。2023年1月頃に「片親パン」という言葉とともに話題になりました。おしゃれなインテリアではなく、ありのままの日常を切り取るスタイルが逆に新鮮だと評価されています。

ファッション・見た目系界隈

特定のファッションスタイルや雰囲気を好む人たちのコミュニティです。InstagramやTikTokで人気があります。

天使界隈は、白や淡い水色を基調としたファッションや雰囲気で、儚さや清楚感を演出するスタイルです。Z世代を中心に人気で、天使のような優しく柔らかいイメージを目指します。水色界隈から派生したとされ、女性アイドルグループ「ゆるめるモ!」に所属していた「あの」に影響を受けて登場したと言われています。最近では男性でもこのスタイルを取り入れる人が増えており、「天使界隈入りする男」も話題になっています。

水色界隈は、淡い水色を中心にしたファッションや世界観を愛する人たちが集まる、SNS発のサブカル系トレンドです。天使界隈とよく似ていますが、カラーの使い方や目指す雰囲気に明確な違いがあるのが特徴です。青や水色と白を基調とするスタイルで、爽やかで透明感のある印象を大切にします。

自撮り界隈は、SNS上で自撮りを投稿して自己表現を楽しむ人たちが集まる文化のこと。最近では男性も積極的に参加するようになり、独自のスタイルやルールが確立されています。角度や照明、フィルターにこだわり、自分を最も魅力的に見せる撮り方を研究します。

趣味・エンタメ系界隈

特定の趣味や娯楽を共有する、昔からあるタイプの界隈です。ファンダムとしてのコミュニティが強いのが特徴です。

ダンサー界隈は、TikTokやYouTubeでダンス動画を発信・フォローする人々のコミュニティ。ストリートダンスやコピーダンスが好きな若者が集まり、SNS上で技術を競ったり教え合ったりしています。流行のダンスチャレンジを通じてつながることが多く、学校のダンス部やダンススタジオのメンバー同士がSNSで情報交換することも一般的です。

太鼓界隈は、音楽ゲーム「太鼓の達人」を愛する人たちのコミュニティです。ゲームセンターやオンラインでプレイを楽しみ、高スコアを競い合います。一部で「民度が低い」「ガチ勢が怖い」という声もありますが、熱心なファンが多いコミュニティとして知られています。

アニメ界隈ゲーム界隈は、それぞれアニメやゲームを好む人たちのコミュニティ。オタク文化の中心的な界隈で、SNSでの情報交換や二次創作の共有が盛んです。

K-POP界隈は、韓国のポップミュージックを愛する人たちの集まり。特定のグループやアイドルを「推し」として応援し、SNSでファン活動を行います。世界中にファンがいる大規模なコミュニティです。

ライフスタイル・自然系界隈

特定の生活スタイルや価値観を共有する界隈です。健康志向や自然志向の人たちが多く集まります。

自然界隈は、山や川、海など自然のスポットを楽しむ人々やその活動を指します。キャンプやハイキング、自然の中での写真撮影などを楽しみ、その様子をSNSでシェアします。美しい風景をバックにしたピクニックのシーンや、マウンテンバイクで渓谷コースを走る動画などが人気です。

着物界隈は、着物好きや着て楽しみたい方が集まるコミュニティ。伝統的な着こなしだけでなく、自由度が高く個性的な着こなしができるファッション性の高さから、若年層の間でも注目を集めています。

ポイ活界隈は、ポイントを貯めることを趣味や生活の一部としている人たちのこと。お得な情報を共有し合い、効率的にポイントを貯める方法を研究します。

SNS・プラットフォーム別界隈

特定のSNSプラットフォームを中心に活動する人たちを指す界隈もあります。

Twitter界隈(X界隈)Instagram界隈TikTok界隈といった言葉は、それぞれのプラットフォームを中心に活動するコミュニティを指します。同じ趣味でも、使うSNSによって文化やノリが異なるため、プラットフォーム別に界隈が分かれることもあります。

〇〇界隈の使い方と例文

界隈という言葉、実際にどうやって使うのか気になりますよね。ここでは、日常的な使い方を例文とともに紹介します。

自己紹介で使う場合

SNSのプロフィール欄やツイートで、自分の趣味や所属するコミュニティを表現する時によく使われます。

「アニメ界隈に生息しています」 「K-POP界隈です!よろしくお願いします」 「ゲーム界隈とダンサー界隈を行き来してます」

このように、自分がどんなコミュニティに属しているかを簡潔に伝えられるのが便利なんです。複数の界隈に所属している場合は、両方を書くこともあります。

状況を説明する場合

自分の状態や行動を、ユーモラスに表現する時にも使えます。

「今日も風呂キャンセル界隈確定だわ」 「最近伊能忠敬界隈入りしてて、毎日2万歩以上歩いてる」 「昨日の飲み会、当たり前界隈すぎて笑った」

自虐的なニュアンスで使うことが多く、同じ状況の人からの共感コメントが集まりやすいです。

情報共有や話題提供で使う場合

特定のコミュニティ向けに情報を発信する時にも活用されます。

「美容界隈の皆さん、このコスメ知ってますか?」 「ダンサー界隈で話題の振り付け、やってみた」 「カフェ界隈におすすめしたいお店見つけた」

ハッシュタグと組み合わせて使うことで、同じ興味を持つ人に情報が届きやすくなります。

略して使う場合

界隈という言葉は、略称でも使われることがあります。

「風呂キャンセル界隈」→「風呂キャン」「風呂キャン民」 「伊能忠敬界隈」→「伊能界隈」

若者の間では、長い言葉を短くする文化があるので、界隈も例外ではありません。

界隈診断って何?自分の界隈を見つける方法

SNSでは「界隈診断」というものも流行しています。これは、自分がどの界隈に属しているかを調べることができる診断のことです。

TikTokの検索バーで「界隈」と入力すると、関連する界隈ワードが一覧表示されます。「界隈 名前 診断」「界隈 一覧 TikTok」と検索すると、さらに詳しく見つけられます。自分が普段見ている動画や投稿の傾向から、所属する界隈が見つかる仕組みになっているんです。

友達同士で診断結果を共有して「〇〇界隈だった!」「知らない界隈が出てきて面白い」と話題にしやすいため、コミュニケーションツールとしても人気です。自分の新たな一面を発見できたり、共通の界隈に属する人同士で盛り上がったりと、コミュニティ参加のきっかけにもなっています。

Instagramでは、ハッシュタグやプロフィールで「〇〇界隈」と表記されることが多く、趣味アカウントやテーマ別アカウントで活用されています。写真やライフスタイルを通じて、同じ趣味の人とつながる際に便利です。

〇〇界隈を使う時の注意点

便利で面白い「〇〇界隈」という言葉ですが、使う時には気をつけたいポイントもあります。

まず、界隈という言葉にはネガティブなニュアンスが含まれる場合があるということです。「炎上騒動で話題の〇〇界隈」といった表現をすると、頻繁にトラブルが発生しているような印象を与えてしまいます。コミュニティを批判的に見ているようなニュアンスになることもあるので、文脈に注意が必要です。

また、決めつけた発言も避けるべきです。「〇〇界隈の人ってみんな△△だよね」といった言い方は、そのコミュニティに属する人全員に対するレッテル貼りになってしまいます。個人の多様性を尊重することが大切です。

さらに、風呂キャンセル界隈のように、一見ネタとして扱われている界隈の中には、メンタルヘルスの問題が隠れている場合もあります。うつ症状やセルフネグレクトといった深刻な状況にある人もいるため、軽はずみに茶化したり批判したりするのは避けましょう。

企業がマーケティングに活用する場合も、その界隈の文化をしっかり理解することが重要です。界隈の人々が大切にしている価値観やルールを無視した発信は、炎上のリスクがあります。「勢いが止まらない〇〇界隈」「活気のある〇〇界隈」などポジティブな言い回しを工夫するのがポイントです。

よくある質問

Q1:界隈とコミュニティの違いは何ですか?

基本的には同じような意味で使われますが、ニュアンスに若干の違いがあります。「コミュニティ」は比較的フォーマルで、明確な目的や組織を持つ集まりを指すことが多いです。一方、「界隈」はもっとゆるいつながりで、SNS上で自然発生的に形成されるグループを指すことが多いんです。

たとえば「アニメ好きのコミュニティ」といえば、オフ会を開いたり掲示板で交流したりする組織的な集まりをイメージしますが、「アニメ界隈」といえば、SNSで同じハッシュタグを使っているゆるいつながりの人たちを指すイメージです。

また、界隈という言葉には「その周辺にいる人たち」というニュアンスがあるため、厳密なメンバーシップがなく、入ったり抜けたりが自由な雰囲気があります。

Q2:自分が界隈に属していることをどうやって表現すればいいですか?

一番簡単なのは、SNSのプロフィール欄に書くことです。「〇〇界隈にいます」「〇〇界隈所属」「〇〇界隈で生息中」といった表現がよく使われます。

投稿する時は、ハッシュタグを活用するのが効果的です。「#アニメ界隈」「#美容界隈」のように、自分の投稿に関連するハッシュタグをつけることで、同じ界隈の人に見てもらいやすくなります。

また、日常の投稿で「〇〇界隈の皆さんならわかると思うんですが…」のように、同じコミュニティの人に向けて話しかけるような表現も自然です。無理に使おうとせず、自分が心地よいと感じる範囲で使うのがポイントです。

Q3:風呂キャンセル界隈は何日風呂に入らなければ該当しますか?

実は、明確な定義はありません。一般的には2〜3日以上お風呂に入らない人が含まれることが多いですが、人によって基準はバラバラです。1日程度の入浴スキップは多くの人が経験しているため、界隈入りとは言われないことが多いですね。

また、シャワーだけ浴びる人は風呂キャンセル界隈には含まれないことが一般的です。完全に入浴をスキップする人を指す場合が多いんです。ただし、「湯船には浸からずシャワーだけで済ませる」人を含める場合もあり、個人差があります。

大切なのは、風呂キャンセルという言葉をユーモラスに使いつつも、本当にメンタルヘルスの問題で入浴が困難になっている人もいることを理解することです。自分で使う分には問題ありませんが、他人に対して使う時は配慮が必要です。

Q4:界隈という言葉はいつから流行したんですか?

界隈という言葉自体は昔から存在していましたが、SNSで現在のような使われ方をし始めたのは2010年代頃からです。TwitterなどのSNSで「ジャニーズ界隈」や「アニメ界隈」といった使い方が広まり、オタク文化の中で定着していきました。

そして、社会現象レベルで一気に広まったのが2024年です。4月に「風呂キャンセル界隈」という言葉が誕生し、若者を中心に大流行しました。Yahoo検索のデータでは、2019年から2023年の4年間で「界隈」を含む検索が倍増し、2024年には過去最高を記録しています。

特に2024年5月以降、検索数が大きく伸びており、同年のユーキャン新語・流行語大賞ではトップ10に選ばれるほどの流行語になりました。今では老若男女問わず認知されている言葉になっています。

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まとめ

「〇〇界隈」という言葉は、もともと地理的な範囲を示す言葉でしたが、SNS時代の今では共通の趣味や興味、状況を持つ人たちのコミュニティを指す言葉として広く使われています。

2024年に「風呂キャンセル界隈」が大流行したことをきっかけに、若者だけでなく幅広い世代に認知されるようになり、流行語大賞にも選ばれるほどの社会現象となりました。

界隈にはファッション系、趣味系、日常あるある系など、本当にたくさんの種類があります。風呂キャンセル界隈、伊能忠敬界隈、回転界隈、天使界隈、和室界隈など、それぞれユニークな特徴があり、SNSを通じて新しいコミュニティが次々と生まれています。

界隈という言葉を使うことで、自分がどんなコミュニティに属しているかを簡単に表現でき、同じ興味を持つ仲間と簡単につながることができます。ただし、ネガティブなニュアンスで使われることもあるため、文脈に注意しながら使うことが大切です。

あなたも自分に合った界隈を見つけて、SNSでの交流を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと、同じ趣味や興味を持つたくさんの仲間と出会えるはずです。