洗濯機の下の掃除が楽になるとSNSで話題のふんばるマン。でも「洗濯機が壊れやすくなる」という噂を聞いて、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ふんばるマンは本当に洗濯機を壊れやすくするのか、実際の失敗談やデメリットを詳しく調査し、安全に使うための対策をご紹介します。購入前に知っておくべき重要なポイントを分かりやすく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
ふんばるマンは洗濯機が壊れやすい?真実を徹底調査
結論から言うと、ふんばるマンで洗濯機が壊れやすくなるというのは「条件によっては」という表現が正しいでしょう。
正しく設置し、適切な条件で使用していれば、ふんばるマンが直接的に洗濯機を壊すことはありません。しかし、使い方を間違えたり、洗濯機との相性が悪かったりすると、故障のリスクが高まる可能性があります。
実際に私も1年半ほどふんばるマンを使用していますが、洗濯機が壊れたことはありません。ただし、設置時には説明書をしっかり読み、耐荷重や設置方法を守ることが大切です。
なぜ「壊れやすい」と言われるのか
ふんばるマンが「洗濯機を壊れやすくする」と言われる主な理由は以下の通りです:
- 洗濯機本体がズレて故障する場合がある
- 耐荷重を超えた使用による破損
- 不適切な設置による振動の増大
- メーカー保証対象外になるリスク
これらの問題は、正しい知識と適切な使用方法があれば防げるものばかりです。
いえいえ、参考になって良かったです😊
— 松本彩可@泉北ホームでながもちいえ (@SaikaMatsumoto) December 9, 2022
キャスターは壊れやすいため、あんまり推奨されてないみたいです🙄ふんばるマンでも防水パンに比べたらかなり掃除しやすいので、導入してよかったです✨
ふんばるマンの基本的な効果とメリット
洗濯機のかさ上げ効果
ふんばるマンは因幡電工が製造する洗濯機用防振かさ上げ台です。主な目的は以下の通りです:
- 排水ホースのスペース確保:洗濯機の下に排水溝がある場合の空間作り
- 振動軽減効果:独自の柱状構造により洗濯機の振動に追従し、床への伝達を軽減
- 掃除のしやすさ向上:洗濯機下の空間ができることで掃除が格段に楽になる
防振効果について
ふんばるマンには防振機能がありますが、これは完全に振動を止めるものではありません。洗濯機の振動に追従して動くことで、床への振動伝達を軽減する仕組みです。
私の家では2階に洗濯機を設置しているのですが、ふんばるマンを使用してから1階への振動が明らかに減りました。ただし、脱水時の激しい振動は完全には抑えられないため、過度な期待は禁物です。
ふんばるマンのデメリットと失敗談
主なデメリット一覧
1. 洗濯機の安定性が低下する
ふんばるマンを使用すると洗濯機の重心が高くなり、転倒のリスクが増加します。特に以下の場合は注意が必要です:
- 地震時の転倒リスク増大
- 子供が洗濯機の下に手を入れる危険性
- 洗濯機の移動時のバランスの悪さ
2. 設置の難しさ
洗濯機は重いため、一人での設置は困難です。特にドラム式洗濯機の場合、2人でも苦労することがあります。
私の場合、縦型洗濯機でしたが、それでも夫に手伝ってもらって設置しました。無理をするとケガの原因になるので、必ず誰かに手伝ってもらうか、業者に依頼することをおすすめします。
3. メーカー保証対象外のリスク
多くの洗濯機メーカーは、ふんばるマンをはじめとするかさ上げ商品を推奨していません。そのため、万が一ふんばるマンが原因と考えられる故障の場合、保証対象外になる可能性があります。
4. 床への負担
ふんばるマンを直置きする場合、床が凹む可能性があります。特にフローリングや畳の場合は注意が必要です。
実際の失敗談から学ぶ
ズレ落ち事故
「洗濯機を動かした際にふんばるマンがズレて、洗濯機が傾いてしまった」という失敗談があります。これは設置時の固定が不十分だったことが原因です。
水漏れ時の対応困難
「水漏れが発生した際、洗濯機を動かすのに時間がかかり、被害が拡大してしまった」という事例もあります。緊急時の対応を事前に考えておくことが重要です。
ふんばるマンとキャスター付き台の違いと使い分け
ふんばるマンの特徴
- 価格が安い:2,000円程度で購入可能
- 防振効果:振動軽減機能あり
- 固定式:一度設置すると動かしにくい
- 耐荷重300kg(4個使用時)
キャスター付き台の特徴
- 移動が簡単:掃除や点検時に洗濯機を簡単に動かせる
- 価格が高い:5,000円~10,000円程度
- 安定性が高い:しっかりとした土台構造
- ストッパー機能:使用時は固定可能
どちらを選ぶべきか
ふんばるマンがおすすめの人:
- 予算を抑えたい
- 洗濯機を頻繁に動かさない
- 防振効果を重視する
キャスター付き台がおすすめの人:
- 頻繁に掃除をしたい
- 安全性を最優先にしたい
- 予算に余裕がある
洗濯機が壊れる原因と対策方法
故障の主な原因
1. 耐荷重オーバー
ふんばるマンの耐荷重は300kg(4個使用時)です。これを超える重量の洗濯機で使用すると、本体が破損し、洗濯機の故障につながる可能性があります。
2. 不適切な設置
水平でない場所に設置したり、4個のふんばるマンの高さが揃っていなかったりすると、洗濯機に無理な力がかかり故障の原因となります。
3. 経年劣化
ふんばるマン自体の劣化により、支持力が低下し、洗濯機の安定性が損なわれることがあります。
効果的な対策方法
正しい設置方法
- 水平な場所に設置:水準器を使用して確認
- 4個の高さを揃える:微調整を行い、洗濯機がガタつかないようにする
- 耐荷重の確認:洗濯機の重量を事前に確認
- 定期的な点検:ズレや劣化がないかチェック
安全対策
- 転倒防止策:地震対策として転倒防止ベルトの併用
- 子供の安全対策:洗濯機下への侵入防止策の実施
- 定期メンテナンス:3ヶ月に1回程度の点検実施
やってきましたよ、コンパクトドラム洗濯機✨️
— さすらいの路線バスドライバー (@shikatoshi) July 7, 2025
Panasonicさんが良かったけど…デカい😅シャープさんは…扉の造りがダメ🙅、AQUAさんは…買う気にならない😅まさか、東芝からも出てたんですねぇと、サイズもデザインも良くて東芝さん😊
嬉しくて🤭洗濯中ずっと眺めてる妻🤭
ふんばるマンで嵩上げ😊 pic.twitter.com/ruZs9CZODP
正しい設置方法と注意点
設置前の準備
必要な道具
- 水準器
- ドライバー(必要に応じて)
- 軍手
- 助手(1~2名)
事前確認項目
- 洗濯機の重量確認
- 設置場所の水平度チェック
- 排水ホースの長さ確認
- 防水パンとのクリアランス確認
設置手順
ステップ1:洗濯機の移動
- 洗濯機の電源を切り、給水・排水ホースを外す
- 2人以上で洗濯機を安全な場所に移動
ステップ2:ふんばるマンの配置
- 4個のふんばるマンを洗濯機の足の位置に配置
- 水準器で各ふんばるマンの高さを確認
- 必要に応じて微調整
ステップ3:洗濯機の設置
- 洗濯機をゆっくりとふんばるマンの上に載せる
- 各足が確実にふんばるマンの中央に来るよう調整
- 洗濯機全体の水平を確認
ステップ4:動作確認
- 給水・排水ホースを接続
- 試運転を行い、異常な振動がないか確認
- ふんばるマンのズレがないか点検
設置時の注意点
- 一人での作業は避ける:ケガのリスクが高い
- 無理な力を加えない:洗濯機やふんばるマンの破損原因となる
- 設置後の確認を怠らない:安全確認は必須
メーカー別対応状況と保証について
主要メーカーの見解
パナソニック
洗濯機メーカーのほとんどがかさ上げ商品の使用を推奨していません。故障や転倒の原因になる可能性があるためです。
日立・東芝・シャープ
同様に、メーカー指定以外のかさ上げ台の使用は推奨されておらず、故障時の保証対象外となる可能性が高いです。
保証への影響
保証対象外となる可能性があるケース:
- ふんばるマンが直接的な故障原因と判断された場合
- 転倒により発生した損傷
- 不適切な設置による故障
保証を受けるための対策:
- 購入前にメーカーに相談する
- 家電量販店で確認を取る
- 設置業者に相談する
私の経験では、購入した家電量販店で「自己責任での使用」という条件で了承を得ました。完全に保証がなくなるわけではありませんが、リスクがあることは理解しておく必要があります。
洗濯機の下にふんばるマンみたいな物を置いてかさ上げしたい。
— りなりーま@主婦力を上げる💪 (@g_taramammy) February 17, 2025
壁に寄せて、かさ上げ…女性一人でできるだろうか?? pic.twitter.com/IsTj6ITQ05
購入前に知っておくべき重要ポイント
本当に必要かを検討する
ふんばるマンの本来の目的は「排水ホースのスペース確保」です。防水パンがあり、排水ホースに十分なスペースがある場合は、必ずしも必要ではありません。
設置を検討すべきケース
- 排水口が洗濯機の真下にある
- 排水ホースが圧迫されている
- 1階への振動が気になる
- 洗濯機下の掃除をしたい
設置を避けるべきケース
- 小さな子供がいる家庭(安全面での懸念)
- 地震の多い地域(転倒リスクの増大)
- 築年数の古い建物(床の耐久性の問題)
代替案の検討
振動対策なら
- 防振マット
- 防振ゴム
- 洗濯機の水平調整
掃除対策なら
- 長いモップの使用
- 定期的な業者清掃
- キャスター付き台の検討
実際の使用者の口コミと評価
良い口コミ
「掃除がとても楽になりました。ホコリがたまりやすい洗濯機下も、手軽にモップをかけることができます。」(30代女性)
「2階に洗濯機があるのですが、1階への振動が明らかに軽減されました。夜間の洗濯でも家族に迷惑をかけにくくなりました。」(40代男性)
悪い口コミ
「設置が思ったより大変でした。一人でやろうとして腰を痛めてしまいました。」(30代男性)
「地震の時に洗濯機が大きく揺れて怖い思いをしました。転倒防止策をしっかりしておけばよかったです。」(50代女性)
中立的な口コミ
「効果はありますが、期待していたほどではありませんでした。防振効果は完璧ではないので、過度な期待は禁物です。」(40代女性)
メンテナンスと長期使用のコツ
定期メンテナンス項目
月1回のチェック
- ふんばるマンのズレ確認
- 洗濯機の水平確認
- 異常な振動の有無
3ヶ月に1回のチェック
- ふんばるマン本体の劣化確認
- 滑り止めシートの状態確認
- 洗濯機足の位置確認
年1回のチェック
- 全体的な安全点検
- 必要に応じて交換検討
長持ちさせるコツ
- 過重量の回避:容量を超えた洗濯物は避ける
- 急激な温度変化を避ける:直射日光や暖房器具の近くは避ける
- 定期清掃:ふんばるマン周辺の清掃を定期的に行う
類似商品との比較検討
他社製かさ上げ台との比較
価格比較
- ふんばるマン:約2,000円
- 他社製品A:約3,000円
- 他社製品B:約4,000円
機能比較
- 耐荷重:ふんばるマンは300kg(4個使用時)
- 防振効果:各社とも同程度
- 耐久性:メーカーにより差あり
キャスター付き台との詳細比較
安全性
- ふんばるマン:固定式で基本的に安定
- キャスター台:ストッパー機能でより安全
使い勝手
- ふんばるマン:設置後は移動困難
- キャスター台:掃除時の移動が簡単
よくある質問(FAQ)
Q1:ふんばるマンは本当に洗濯機を壊しやすくするのですか?
正しく設置し、適切に使用していれば洗濯機を壊すことはありません。ただし、耐荷重を超えたり、不適切な設置をしたりすると故障のリスクが高まります。重要なのは、説明書をしっかり読み、正しい方法で設置することです。
Q2:どんな洗濯機でも使用できますか?
ふんばるマンは耐荷重300kg(4個使用時)となっているため、この重量を超えない洗濯機であれば基本的に使用可能です。ただし、特殊な形状の洗濯機や、メーカーが使用を禁止している場合は避けてください。
Q3:地震が心配ですが、転倒防止策はありますか?
ふんばるマンを使用すると洗濯機の重心が高くなるため、転倒リスクが増加します。対策として、転倒防止ベルトや耐震マットの併用をおすすめします。また、定期的に設置状態を確認することも重要です。
Q4:一人で設置することはできますか?
洗濯機は非常に重いため、一人での設置は推奨しません。特にドラム式洗濯機の場合は危険です。必ず2人以上で作業するか、業者に依頼することをおすすめします。ケガのリスクを考えると、多少の費用をかけても安全を優先すべきです。
Q5:メーカー保証への影響はどの程度ですか?
多くの洗濯機メーカーはかさ上げ商品の使用を推奨していません。ふんばるマンが故障の直接的な原因と判断された場合、保証対象外となる可能性があります。購入前にメーカーや販売店に確認することをおすすめします。
Q6:防振効果はどの程度期待できますか?
ふんばるマンには防振効果がありますが、完全に振動を止めるものではありません。床への振動伝達を軽減する効果は期待できますが、脱水時の激しい振動は完全には抑えられません。過度な期待は避け、補助的な効果として考えてください。
Q7:どのくらいの期間使用できますか?
使用環境や洗濯機の重量にもよりますが、一般的には3~5年程度の使用が目安です。定期的に劣化状態をチェックし、ひび割れや変形が見られた場合は交換を検討してください。安全のためにも、古くなったものは早めに交換することをおすすめします。
Q8:設置後に洗濯機を移動させることはできますか?
ふんばるマンは固定式のため、設置後の移動は困難です。掃除や点検のために頻繁に洗濯機を移動させたい場合は、キャスター付きの台を検討することをおすすめします。どうしても移動が必要な場合は、再度複数人で安全に作業してください。
「洗濯機 かさ上げ台」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
ふんばるマンは正しく使用すれば洗濯機を壊すことはありませんが、使い方を間違えると故障のリスクが高まる可能性があります。
主なポイント:
- 適切な設置と使用が最も重要
- 耐荷重300kgを超えないよう注意
- メーカー保証対象外になるリスクがある
- 転倒防止策の併用が推奨される
- 定期的なメンテナンスで安全性を保つ
- 一人での設置は避けるべき
購入を検討される際は、本当に必要かをよく考え、安全性を最優先に判断してください。不安がある場合は、キャスター付き台や他の代替案も検討することをおすすめします。
何より大切なのは、ご自身の住環境や家族構成に合った選択をすることです。この記事が皆さんの判断材料として役立てば幸いです。