洗濯機の振動や音が気になって、「何か対策グッズはないかな?」と調べていると、必ずと言っていいほど出てくる「ふんばるマン」と「ふんばるゾウ」。名前が似ているこの2つの商品、実は形や機能に大きな違いがあるんです。今回は、どちらがあなたの家庭に合っているのか、わかりやすく解説していきますね。
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ふんばるマンとふんばるゾウの基本情報と主な違い
ふんばるマンの特徴
ふんばるマンは、因幡電工が製造している洗濯機用の防振かさ上げ台です。正式な型番は「OP-SG600」で、洗濯機の振動を抑えることに特化した設計になっています。
最大の特徴は、三角形の形状。この独特な形は、防水パンの四隅にぴったりフィットするように設計されているんです。耐荷重は300kgまでと、かなりの重量に耐えられる頑丈な作りになっています。
私も実際に自宅の洗濯機に使っていますが、設置してすぐに振動が軽減されるのを実感できました。特に夜間の洗濯時に、階下への振動が気にならなくなったのは大きなメリットでした。
ふんばるゾウの特徴
一方、ふんばるゾウは六角形の形状が特徴的で、洗濯機だけでなく他の家電や家具にも使える汎用性の高い商品です。内部にハニカム構造を採用していて、消音効果に優れているとされています。
カラーバリエーションも豊富で、ホワイト、グレー、ブラックの3色から選べるため、インテリアに合わせやすいのも魅力の一つです。耐荷重は200kgまでとなっています。
形状の違いとそれぞれのメリット
三角形のふんばるマンのメリット
ふんばるマンの三角形の形状には、いくつかのメリットがあります。
まず、防水パンの角にピッタリとはまることです。一般的な防水パンは四角形なので、三角形のふんばるマンを4つ使えば、角の部分にしっかりと固定できます。これにより、洗濯機がずれにくくなり、安定した設置が可能になります。
また、掃除のしやすさも大きなポイント。三角形の形状は角が少ないため、ホコリがたまりにくく、お手入れが楽になります。洗濯機周りは湿気も多いので、清潔に保ちやすいのは嬉しいですね。
六角形のふんばるゾウのメリット
ふんばるゾウの六角形の形状は、設置の自由度が高いのが最大のメリットです。防水パンがない場所でも使いやすく、洗濯機以外の家電にも応用できます。
六角形は円に近い形状なので、重量を均等に分散しやすく、安定感があります。また、どの方向から見ても同じ形に見えるため、設置時の向きを気にする必要がありません。
耐荷重の違いと選び方のポイント
ふんばるマンの耐荷重300kg
ふんばるマンの耐荷重は300kgと、かなり余裕のある設計になっています。これは、大型のドラム式洗濯機でも安心して使用できる数値です。
一般的な洗濯機の重量は、縦型で30~50kg、ドラム式で70~100kg程度です。洗濯物と水を含めても、300kgの耐荷重があれば十分すぎるほどの安全マージンがあります。
ふんばるゾウの耐荷重200kg
ふんばるゾウの耐荷重は200kgです。これでも一般的な洗濯機には十分な数値ですが、特に大型のドラム式洗濯機を使用している場合や、将来的により大きな洗濯機に買い替える可能性がある場合は、耐荷重の余裕を考慮する必要があります。
ただし、200kgでも実用上は全く問題ないレベルです。洗濯機の重量に不安がない場合は、ふんばるゾウでも十分に対応できます。
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高さとかさ上げ効果の比較
両商品とも、高さは約5cmのかさ上げ効果があります。この5cmという高さは、洗濯機の下に適度な空間を作り、通気性を向上させる効果があります。
5cmのかさ上げにより、洗濯機の底面と床の間に空気の流れができ、湿気がこもりにくくなります。これは、洗濯機周りのカビや臭いの発生を防ぐ効果も期待できます。
また、排水ホースの取り回しも楽になり、ホースの折れ曲がりによる排水不良を防ぐ効果もあります。
防振・防音効果の違い
ふんばるマンの振動抑制効果
ふんばるマンは、洗濯機の振動を抑制することに特化した設計になっています。硬めの素材を使用しているため、洗濯機の振動をしっかりと受け止め、床への伝達を最小限に抑えます。
実際に使用してみると、脱水時の振動が明らかに少なくなります。特に木造住宅や集合住宅で、階下への振動が気になる場合には、ふんばるマンの効果を実感しやすいでしょう。
ふんばるゾウの消音効果
ふんばるゾウは、内部のハニカム構造により消音効果に優れています。振動だけでなく、洗濯機が発する音そのものを軽減する効果があります。
ハニカム構造は、音の反響を抑制し、騒音レベルを下げる効果があります。深夜や早朝の洗濯時に、音が気になる場合は、ふんばるゾウの方が適しているかもしれません。
カラーバリエーションとデザイン性
ふんばるマンのシンプルデザイン
ふんばるマンは基本的にグレー一色のシンプルなデザインです。目立たない色合いなので、どんな洗面所にもなじみやすく、洗濯機の下に設置しても違和感がありません。
機能性を重視したデザインで、余計な装飾がないため、掃除もしやすくなっています。
ふんばるゾウの豊富なカラー展開
ふんばるゾウは、ホワイト、グレー、ブラックの3色展開があります。洗濯機の色や洗面所のインテリアに合わせて選べるのは、大きな魅力です。
特にホワイトは清潔感があり、ブラックはスタイリッシュな印象を与えます。グレーは中間色なので、どんな環境にも合わせやすい万能色です。
価格の違いとコストパフォーマンス
ふんばるマンの価格帯
ふんばるマンは、4個セットで1,500円前後の価格帯で販売されています。この価格で300kgの耐荷重と確実な振動抑制効果が得られるので、コストパフォーマンスは非常に優秀です。
また、因幡電工という老舗電材メーカーの製品なので、品質面での安心感もあります。
ふんばるゾウの価格帯
ふんばるゾウは、4個セットで2,000円前後と、ふんばるマンよりもやや高めの価格設定になっています。カラーバリエーションや消音効果を考えると、この価格差は妥当なレベルと言えるでしょう。
デザイン性や多機能性を重視する場合は、価格差以上の価値を感じられるはずです。
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設置のしやすさと安定性
ふんばるマンの設置方法
ふんばるマンは、三角形の形状により設置位置が明確です。防水パンの四隅に配置するだけなので、迷うことがありません。
また、三角形の各辺が防水パンの縁に沿うため、設置後のずれも起こりにくくなっています。一度設置すれば、長期間安定した状態を保てます。
ふんばるゾウの設置方法
ふんばるゾウは六角形なので、どの向きで設置しても問題ありません。防水パンがない場所でも使いやすく、設置の自由度が高いのが特徴です。
ただし、設置位置を間違えると洗濯機が不安定になる可能性があるので、洗濯機の重心を考慮した配置が必要です。
掃除とメンテナンスのしやすさ
ふんばるマンのメンテナンス
三角形の形状は、角が少ないためホコリがたまりにくく、掃除が簡単です。表面も滑らかなので、濡れた雑巾でサッと拭くだけで清潔に保てます。
洗濯機周りは湿気が多いため、定期的な清掃が重要ですが、ふんばるマンなら手軽にお手入れできます。
ふんばるゾウのメンテナンス
六角形の形状は、三角形よりも角が多いため、若干掃除に手間がかかる場合があります。しかし、表面は平滑で清掃しやすい材質なので、大きな負担にはなりません。
カラーバリエーションがあるため、汚れが目立ちにくい色を選ぶことで、メンテナンスの頻度を下げることも可能です。
使用環境別の選び方ガイド
防水パンありの環境
防水パンがある環境では、ふんばるマンの方が適しています。三角形の形状が防水パンの角にぴったりフィットし、安定した設置が可能です。
防水パンの縁に沿って配置できるため、洗濯機の位置も正確に決まり、見た目もすっきりします。
防水パンなしの環境
防水パンがない環境では、ふんばるゾウの方が使いやすいでしょう。六角形の形状により、床面との接触面積が大きく、安定性に優れています。
また、設置位置の自由度が高いため、部屋のレイアウトに合わせて柔軟に配置できます。
集合住宅での使用
集合住宅で階下への振動を抑えたい場合は、ふんばるマンの振動抑制効果が有効です。硬めの素材により、振動の伝達を効果的にカットできます。
一方、音の軽減を重視する場合は、ふんばるゾウのハニカム構造による消音効果が適しています。
一戸建てでの使用
一戸建てでは、どちらを選んでも大きな問題はありません。インテリアにこだわりたい場合はふんばるゾウ、コストを重視する場合はふんばるマンを選ぶと良いでしょう。
実際の使用体験と効果の実感
私が実際にふんばるマンを使用した経験をお話しします。以前は洗濯機の振動が気になり、特に夜間の使用を避けていました。
ふんばるマンを設置してからは、振動が明らかに軽減され、時間を気にせず洗濯できるようになりました。設置も簡単で、防水パンの角に置くだけで完了しました。
友人の家ではふんばるゾウを使用していて、やはり効果を実感しているとのことでした。特に音の軽減効果が高く、深夜の洗濯でも家族が起きることがなくなったそうです。
購入前に確認すべきポイント
洗濯機の重量確認
まず、使用している洗濯機の重量を確認しましょう。取扱説明書や本体の銘板に記載されています。ふんばるマンなら300kg、ふんばるゾウなら200kgまで対応できます。
設置環境の測定
防水パンのサイズや設置予定場所の寸法を測定しておきましょう。特に防水パンがある場合は、角の形状も確認が必要です。
求める効果の明確化
振動抑制を重視するのか、消音効果を重視するのか、目的を明確にしておくことで、適切な商品を選択できます。
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— アンジェロ (@kazu0382) July 27, 2023
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長期使用での耐久性と交換時期
ふんばるマンの耐久性
ふんばるマンは硬質の樹脂製で、長期間の使用に耐える設計になっています。一般的な家庭使用であれば、5年以上は問題なく使用できるでしょう。
交換の目安は、表面にひび割れが生じたり、明らかな変形が見られたりした場合です。
ふんばるゾウの耐久性
ふんばるゾウも同様に長期使用に耐える設計ですが、内部のハニカム構造により、衝撃に対してはやや注意が必要です。
適切に使用していれば、やはり5年以上の使用は可能ですが、重い物を落としたりしないよう注意しましょう。
他の類似商品との比較
市場には他にも洗濯機用のかさ上げ台がありますが、ふんばるマンとふんばるゾウは特に人気が高い商品です。
価格帯や機能面で、この2つの商品が多くのユーザーに選ばれている理由があります。安価な類似品もありますが、耐久性や効果の面で劣る場合が多いので、信頼できるメーカーの商品を選ぶことをおすすめします。
設置時の注意点と安全対策
正しい設置方法
どちらの商品も、洗濯機の4つの脚の下に1個ずつ設置するのが基本です。洗濯機の重心を考慮し、バランス良く配置することが重要です。
設置後は、洗濯機を軽く揺らしてみて、ぐらつきがないことを確認しましょう。
安全上の注意点
設置後は定期的に状態を確認し、ひび割れや変形がないかチェックしましょう。また、洗濯機の振動で位置がずれていないかも確認が必要です。
異常を発見した場合は、すぐに使用を中止し、新しい物と交換してください。
よくある質問
Q1. ふんばるマンとふんばるゾウはどちらが振動抑制効果が高いですか?
振動抑制効果については、ふんばるマンの方が優れています。硬質の素材と三角形の形状により、洗濯機の振動をしっかりと受け止め、床への伝達を効果的に抑制します。特に木造住宅や集合住宅で階下への振動が気になる場合は、ふんばるマンがおすすめです。
Q2. ふんばるゾウの消音効果はどの程度期待できますか?
ふんばるゾウは内部のハニカム構造により、洗濯機が発する音そのものを軽減する効果があります。音の反響を抑制し、騒音レベルを下げることができるので、深夜や早朝の洗濯時に音が気になる方に適しています。ただし、完全に無音になるわけではないので、過度な期待は禁物です。
Q3. 防水パンがない場合はどちらを選ぶべきですか?
防水パンがない環境では、ふんばるゾウの方が使いやすいでしょう。六角形の形状により設置の自由度が高く、床面との接触面積も大きいため安定性に優れています。また、洗濯機以外の家電にも応用できる汎用性も魅力です。
Q4. 大型のドラム式洗濯機でも使用できますか?
両商品とも大型のドラム式洗濯機に対応していますが、耐荷重に違いがあります。ふんばるマンは300kg、ふんばるゾウは200kgまで対応しています。一般的なドラム式洗濯機の重量は70~100kg程度なので、どちらでも問題ありませんが、より余裕を持たせたい場合はふんばるマンがおすすめです。
Q5. 設置後のメンテナンスは必要ですか?
定期的な清掃と状態確認は必要です。洗濯機周りは湿気が多いため、月に一度程度は表面を拭き掃除し、ひび割れや変形がないかチェックしましょう。ふんばるマンは三角形で角が少ないため掃除が簡単ですが、ふんばるゾウも表面が平滑なので、それほど手間はかかりません。
Q6. 価格差はどの程度ありますか?
ふんばるマンは4個セットで1,500円前後、ふんばるゾウは2,000円前後と、約500円の価格差があります。この差額で、ふんばるゾウはカラーバリエーションと消音効果が得られるので、デザイン性や多機能性を重視する場合は価格差以上の価値があると言えるでしょう。
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ふんばるマンとふんばるゾウの主な違いをまとめると以下のようになります。
ふんばるマンは三角形の形状で耐荷重300kg、振動抑制に特化した設計で価格が安く、防水パンがある環境に最適です。掃除がしやすく、コストパフォーマンスに優れています。
ふんばるゾウは六角形の形状で耐荷重200kg、消音効果に優れたハニカム構造を採用し、3色のカラーバリエーションがあります。設置の自由度が高く、デザイン性を重視する方におすすめです。
どちらを選ぶかは、あなたの使用環境と重視するポイント次第です。振動抑制とコストを重視するならふんばるマン、消音効果とデザイン性を重視するならふんばるゾウを選ぶと良いでしょう。どちらも評価の高い商品なので、きっと洗濯機の振動や音の問題を解決してくれるはずです。