「ワセリンを顔に塗って外出したら、黒くなった気がする」
そんな怖い噂がありますが、本当なら原因や解決策を知りたいですよね。
この記事では、赤ちゃんから大人まで使える保湿に優れた商品ワセリンについて深堀りしてみました。
ワセリンを塗るとで顔が黒くなる?
結論から言うと、ワセリンを顔に塗ると、「油焼け」が原因で顔が黒くなる場合があります。
ワセリンは石油から作られているので油分があり、その油分が原因で「油焼け」を引き起こしてしまいます。
「残念。今後ワセリンは使わないようにしよう」
そう思ったアナタに朗報です。
ワセリンで顔が黒くなる「油焼け」を防ぐ方法があります。
ワセリンで顔が黒くなるのを防ぐ6つの方法
顔には精製度が高いワセリンを使う
顔にワセリンを塗る場合は、出来るだけ精製度が高い「白色ワセリン」を使う事で、油焼けの可能性を減らせます。
ワセリンには種類がありますが、主に精製度に違いがあります。
・白色ワセリン(精製度が高い)
・プロペト(精製度が非常に高い)
・サンホワイト(精製度が最も高い)
黄色ワセリン
石油から抽出したワセリンを精製した状態のものが「黄色ワセリン」で、精製度が低い分、安く購入できます。
黄色ワセリンで一番有名なのは、ユニリーバが販売する「ヴァセリン」で、ほとんどの薬局に置いています。
ただ、私はいつもヴァセリンを使っていますが、黒くなったと感じた事はありません。
ヴァセリンはアメリカでは白色ワセリン、日本では黄色ワセリンとされているようで、国によって分類が違います。
どちらにしてもかなり精製されている事は間違いないようなので、最初に使うワセリンとしては最適だと思います。
白色ワセリン
黄色ワセリンを精製した純度の高いものが「白色ワセリン」で、医薬品としても販売されているほど安全度が高いです。
顔が黒くなるのを防ぐためには、精製度が高く手に入りやすい「白色ワセリン」がおすすめです。
もっと精製度にこだわりたい場合、価格は上がりますが下記2つもおすすめです。
プロペト
白色ワセリンを精製してより純度を高めたものが「プロペト」で、赤ちゃんやお年寄り、敏感なお肌の保護に使えます。
やわらかく伸びが良く、使いやすさにも定評があります。
サンホワイト
サンホワイトは添加剤を取り除いて精製した、最も純度の高いワセリンです。
多環状物質、極性物質などの不純物が除去されているため、紫外線吸収の影響が極めて少ないので、外出時でも安心して使用できます。
ワセリンを塗りすぎない
ワセリンを顔に塗りすぎると、油分が多くなってしまうので油焼けにつながります。
乾燥が気になる部分に少量付けて、出来る限り伸ばして使い、塗りすぎないようにしましょう。
ニキビの上には塗る時は注意
ワセリンをニキビの上に塗ると、毛穴詰まりを起こしてニキビが悪化する可能性があるので注意が必要です。
ただし、乾燥が原因でニキビができる人は、化粧水でしっかり保湿した後に、仕上げとしてワセリンを少量付けるようにしましょう。
スキンケアの最後に使う
ワセリンはスキンケアの最後に使う事をオススメします。
2.ワセリン
ワセリンの油分が、化粧水が蒸発するのを防ぐ効果が期待できるので、一番最後に塗ってコーティングしましょう。
強い紫外線を浴びる場合は塗らない
「白色ワセリン」は顔が黒くなる油焼けを防ぐことができますが、強い紫外線を浴びる事がわかっている場合は塗らない事をオススメします。
それよりも、「日焼け止め」をしっかり塗って、紫外線対策する事のほうが肌にとって重要だからです。
ワセリンも紫外線をブロックするという研究データもあるようですが、日焼け止めのほうが確実です。
強い紫外線を浴びる場合は、ワセリンではなく、日焼け止めを塗りましょう。
保管に気をつける
ワセリンを保管にも気をつけましょう。
容器のフタを開けっぱなしにしたり、直射日光が当たる環境で保管したりすると変質の原因となるので注意が必要です。
汚れた手でワセリンに触れると雑菌が混入する恐れがあるので、きれいに洗った手か、綿棒やスパチュラでとるようにしましょう。
ワセリンを開封したあとは、すみやかに使い切るようにすると酸化を防ぐ事ができます。
まとめ
「ワセリンで顔が黒くなる」という噂は本当です。
「油焼け」という、ワセリンの油分が紫外線や熱で酸化し、肌にシミや色素沈着ができてしまう事が原因です。
ワセリンで顔が黒くなるのを防ぐ方法は以下の6つです。
2.ワセリンを塗りすぎない
3.ニキビの上には塗る時は注意
4.スキンケアの最後に使う
5.強い紫外線を浴びる場合は塗らない
6.保管に気をつける
ワセリンを顔に塗る場合は、精製度が高い「白色ワセリン」にしましょう。
さらに精製度にこだわりたい方は、プロペトやサンホワイトがオススメです。