血糊の作り方完全ガイド!簡単で安全な手作り方法とコツ | サクッと深掘りしてみました
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血糊の作り方完全ガイド!簡単で安全な手作り方法とコツ

生活・文化

ハロウィンやコスプレ、演劇などで大活躍する血糊。実は家にある材料だけで簡単に作れるって知ってましたか?今回は初心者でもすぐに実践できる血糊の作り方から、リアルに見せるコツまで徹底解説していきます。

血糊とは?基本を知ろう

血糊は、演劇や映画、コスプレなどで本物の血のように見せるために使う特殊メイクアイテムです。最近ではハロウィンの仮装でも大人気になっていますよね。

市販の血糊も1000円から1500円くらいで売っていますが、実は自分で作ったほうがコスパも良いですし、色や粘度を自由に調整できるメリットがあります。材料も100円ショップやスーパーで手に入るものばかりなので、思い立ったらすぐに作れるのも嬉しいポイントです。

血糊作りに必要な材料

血糊を作るための材料は、用途によって変わってきます。大きく分けて「食べられる血糊」と「衣装用の血糊」の2種類があります。

基本の材料リスト

最もベーシックな血糊を作るには以下の材料が必要です。

食用血糊(肌につける用)

  • 片栗粉:大さじ2程度
  • 水:100ml
  • 食紅(赤):小さじ1
  • 食紅(緑):少量

衣装用血糊

  • 水のりまたは洗濯のり
  • アクリル絵の具(赤)
  • アクリル絵の具(緑または黒)

どちらの材料も100円ショップで揃えられます。食紅は製菓コーナーに、アクリル絵の具は文具コーナーにありますよ。大型スーパーならカルディやイオンでも購入できます。

簡単!食べられる血糊の作り方(片栗粉バージョン)

まずは肌に直接つけても安全な、食べられる血糊の作り方を紹介します。小さなお子さんがいる家庭でも安心して使えますよ。

作り方の手順

ステップ1:色づくり 鍋に水100mlを入れて沸騰させます。沸騰したら中火に落として、食紅の赤を小さじ1程度加えてよく混ぜましょう。この時点では真っ赤な色になりますが、ここからがポイントです。

ステップ2:リアルな色に調整 緑の食紅をほんの少しずつ加えていきます。赤だけだと鮮血っぽい明るい色になってしまうんですが、緑を少し混ぜることで本物の血のような深みのある赤黒い色になるんです。これがリアルに見せる一番のコツですよ。

ステップ3:とろみをつける 別の容器で水溶き片栗粉を作っておきます。水と片栗粉の割合は10対1が目安です。これを色づけした水に少しずつ加えながら、弱火でかき混ぜていきます。ダマにならないよう、ゆっくり混ぜるのがポイントです。

ステップ4:完成 とろみがついたら火から下ろして冷まします。急いでいる時は氷水につけた容器に入れると時間短縮になります。冷めたら小瓶などに移して完成です。

片栗粉の量を調整することで、粘度をコントロールできます。べっとりとした粘度の高い血糊が欲しい時は片栗粉を多めに、サラサラと流れる感じにしたい時は少なめにしましょう。

はちみつで作る簡単血糊

もっと手軽に作りたい方には、はちみつを使った方法もあります。火を使わないので、小さいお子さんと一緒に作る時にも安心です。

材料

  • はちみつ:大さじ1
  • 食紅(赤):少量
  • 食紅(緑):ごく少量

作り方

小皿にはちみつを入れて、食紅の赤を混ぜます。次に緑の食紅を少しずつ加えて色を調整するだけ。本当に簡単ですよね。はちみつは最初からとろみがあるので、混ぜるだけでOKなんです。

ただし、1歳未満の乳児にははちみつは推奨されていないので、小さなお子さんがいる場合は使用を控えてください。

もし緑の食紅がない場合は、インスタントコーヒーを少量加えても代用できますよ。

市販品みたいに!アラビックヤマトのりで作る血糊

コスプレ撮影の現場でよく使われているのが、文房具のアラビックヤマトのりと食紅を使った方法です。

材料

  • アラビックヤマトのり
  • 食紅(赤)
  • 食紅(緑)

作り方

別の容器にのりを移して、食紅を混ぜるだけ。わずか3分で完成します。材料費も約500円程度とコスパ最強です。

このタイプの血糊の良いところは、乾くとペリペリと簡単に剥がせること。撮影が終わったら爪でペリっと剥がしてゴミ箱に捨て、ウェットティッシュで拭けば後処理も簡単です。

ただし、このタイプは口に入れることができないので、口周りには使わないよう注意してください。また、布についてしまうとベタベタになって洗っても落ちにくいので、衣装につかないよう気をつけましょう。

衣装用血糊の作り方

服につける血糊は、肌につける血糊とは別のものを使います。アクリル絵の具を使うことで、よりリアルな乾いた血痕を表現できます。

材料

  • 水のりまたは洗濯のり
  • アクリル絵の具(赤)
  • アクリル絵の具(緑または黒)
  • ビニール手袋(手が汚れるのを防ぐため)

作り方

のりに赤の絵の具を濃いめに入れて溶かします。次に黒や緑の絵の具を少しずつ溶かして、好みの血の色に調整します。少し暗めの赤にすると、服についた時によりリアルな乾いた血痕に見えます。

重要な注意点 この衣装用血糊は食べることができません。絶対に口に入れたり、顔につけたりしないでください。

また、アクリル絵の具を使うと色は落ちません。洗濯しても繊維に入り込んだ色は残るので、後で洗って使いたい服には使わないようにしましょう。汚れても良い服、もしくはハロウィン専用の衣装に使うのがおすすめです。

ケチャップやチョコで代用する方法

急いでいて材料を揃える時間がない時は、身近な食材でも代用できます。

ケチャップを使う方法

トマトケチャップはそのまま使えば血糊の代わりになります。ただし、色が少し明るすぎるので、醤油を数滴混ぜると深みのある色になります。

粘度も血糊っぽいので、リアルさはそこそこありますが、やはり本格的な血糊に比べるとちょっと物足りない感じはあります。

チョコレートを使う方法

板チョコを湯煎で溶かして、食紅の赤を加える方法もあります。ドロッとしたリアルな質感が出るのがメリットです。

ただし、チョコレートは熱に弱いのと、お子さんがペロペロ舐めてる間になくなっちゃうというデメリットがあります。デコレーション用のチョコペンを湯煎で溶かして使った方が楽ですよ。

リアルに見せるためのコツとテクニック

せっかく血糊を作ったなら、できるだけリアルに見せたいですよね。プロの現場でも使われているテクニックを紹介します。

色の調整が最重要

血糊をリアルに見せる最大のポイントは「色」です。真っ赤だけだと鮮血っぽくなって、少しコミカルに見えてしまいます。

本物の血は時間が経つと酸化して黒ずんできますよね。その色を再現するために、赤に緑や黒を少量混ぜるんです。緑を入れるとビックリするくらいリアルな血の色になりますよ。

粘度の使い分け

用途によって粘度を変えることも大切です。

  • 傷口から流れ出る血を表現したい時:粘度高め(片栗粉多め)
  • 服についた血痕を表現したい時:粘度低め(サラサラ)
  • べっとりとした血を表現したい時:はちみつやチョコレートベース

自分が表現したいシーンを想像しながら調整してみてください。

乾燥時間を考慮する

血糊は意外と乾くのに時間がかかります。完全に乾くまで10分から30分程度かかることもあるので、イベントやパーティーの直前ではなく、余裕をもって準備しましょう。

アラビックヤマトのりを使った血糊は比較的早く乾きますが、片栗粉を使ったタイプは時間がかかります。

衣装への血糊の付け方

服に血糊をつける時は、いくつかのテクニックを組み合わせるとよりリアルになります。

基本的な付け方

まず、周りが汚れないように床に新聞紙や広告を広げましょう。お風呂場でやるのも良いアイデアです。

手形をつける 手に血糊をつけて、衣装の襟元を強く掴んでみましょう。無理矢理掴まれた感じを出すと、ゾンビに襲われた雰囲気が出ます。

垂らして流す 傷口からじわっと血が滲んだように見せるには、血糊を垂らしてから衣装を持ち上げて下に流すのが効果的です。丸い形の血だまりを作りたい時は、ポタポタと垂らすだけでOKです。

血飛沫を演出 筆や古い歯ブラシに血糊をたっぷりつけて、指で弾いて飛沫状にします。これが加わると一気にリアルさが増しますよ。

設定を考えて付ける

ただ適当に血糊をつけるより、「どうして血が出ているのか」という設定を考えると、より説得力のある衣装になります。

例えば、

  • たくさんのゾンビに襲われた → 手形や傷跡が複数
  • 恋人に突然襲われた → 胸元を掴まれた手形
  • 逃げる途中で転んだ → 膝や肘に擦り傷

こんな風に考えると、どこに血糊をつければいいか自然と決まってきます。

防水スプレーで色移り防止

他人の服への色移りが心配な場合は、衣装の上から防水スプレーをかけておくと効果的です。ハロウィンパーティーなど人が多い場所に行く時は、ぜひやっておきましょう。

顔への血糊メイクのやり方

血糊は衣装だけでなく、顔にも使うとより本格的になります。

基本の血糊メイク

必要なもの

  • 血糊
  • 爪楊枝または綿棒
  • 濃いめのブラウンアイシャドウ
  • ティッシュ(傷メイクをする場合)

口周りの血糊メイク 口の片側から顎にかけて血糊を垂らすように塗ります。先に濃いめのブラウンシャドウで影を作っておくと、よりリアルに見えます。

目元は上下とも濃く、外側に向かってだんだんぼかすように薄く塗ると、疲れた感じやゾンビっぽさが出ます。

目から血の涙を流す 目から血糊を垂らすと、血の涙のように見えて効果的です。ただし、目に入らないよう十分注意してください。

傷メイクの作り方

もっと本格的にしたい方は、ティッシュを使った傷メイクがおすすめです。

手順

  1. ティッシュを小さくちぎって、のりで肌に貼る
  2. その上から血糊を塗る
  3. 爪楊枝で線を引くように血糊を塗る
  4. その線の1〜2ヶ所から血糊を垂らす

ティッシュを貼ることで立体感が生まれて、視覚的にとてもリアルな傷に見えます。

口に入れる血糊の演出方法

演劇やコスプレで、口から血を吐くシーンを演出したい時ってありますよね。でも市販の血糊の多くは口に入れることを想定していません。

安全な血糊を使う

口に含む場合は、必ず食べられる材料で作った血糊を使いましょう。片栗粉と食紅で作ったタイプか、はちみつと食紅で作ったタイプが安全です。

ラップに包んで口に含む方法

血糊をラップに包んでおき、歯で潰して口から出すというテクニックがあります。演劇の現場でもよく使われる方法です。

ポリ袋やジップロックに入れて隠し持っておき、タイミングを見て口に入れるとスムーズです。ただし、ラップは絶対に飲み込まないように注意してください。

カプセルを使う方法

薬を入れるカプセル(空カプセル)に血糊を入れて噛むという方法もあります。ちょっと薬剤師気分が味わえて楽しいですよ。

ただし、ずっと口に含んでいると話せないので、パーティーなどでやる時は冗談の分かる仲間の前でやりましょう。

血糊の落とし方と後処理

楽しいハロウィンやコスプレの後は、血糊の後処理が待っています。

肌についた血糊の落とし方

食紅で作った血糊は、基本的にウェットティッシュやクレンジングシートでサッと拭けば落ちます。

アラビックヤマトのりを使った血糊は、乾いた後にペリペリと剥がせます。残った色はウェットティッシュで拭き取りましょう。

服についた血糊の落とし方

ここが一番大変なところです。まず、絶対にやってはいけないのが「タオルでゴシゴシ擦る」こと。これをやると繊維に入り込んで完全にシミになってしまいます。

落とし方の手順

  1. ティッシュやキッチンペーパーで血糊を優しく吸い取る
  2. すぐに水で流す
  3. 中性洗剤をつけて優しく揉み洗い
  4. 落ちない場合は漂白剤を使う

ただし、アクリル絵の具を使った衣装用血糊は、ほぼ落ちないと思ってください。これは最初から「汚れても良い服」に使うものです。

食紅で作った血糊なら、素早く対処すればある程度落とせます。でも完全には落ちないこともあるので、やはり汚れても良い服で楽しむのがおすすめです。

血糊を使う時の注意点

血糊を楽しむために、いくつか大切な注意点があります。

安全性について

肌に直接つける血糊は、必ず食べられる材料で作りましょう。特に小さなお子さんがいる場合は、万が一口に入っても安全なものを選んでください。

また、初めて使う時はパッチテストをおすすめします。腕の内側など目立たない場所に少量つけて、かゆみや発疹が出ないか確認しましょう。

肌の弱い方は、アラビックヤマトのりタイプは避けた方が無難です。子供の頃にのりでかぶれた経験がある方もいると思います。

使用場所の確認

イベント会場によっては血糊が禁止されているところもあります。特にショッピングモールなどの一般客がいる場所では、子供が怖がることもあるので配慮が必要です。

コスプレ撮影をする場合は、血糊OKのスタジオを選ぶか、事前に許可を取りましょう。

周りへの配慮

血糊をつけた衣装で人混みを歩くと、他の人の服を汚してしまう可能性があります。防水スプレーをかけるなど、色移り対策をしっかりしましょう。

また、本物の事故現場と間違えられないよう、TPOをわきまえて使うことも大切です。

よくある質問

Q1. 血糊は100均で買えますか?

はい、100円ショップでも血糊が売られていることがあります。ただし、ハロウィンシーズン以外は品薄のことも多いです。100均で確実に手に入るのは、血糊を作るための材料(食紅、アクリル絵の具、片栗粉など)です。これらを使って自作する方が、量も多く作れてコスパも良いのでおすすめです。

Q2. 血糊は何日前に作っておけますか?

食紅と片栗粉で作った血糊は、冷蔵庫で保存すれば2〜3日は持ちます。ただし、時間が経つと水分と固形分が分離することがあるので、使う前によく混ぜ直しましょう。はちみつタイプは比較的日持ちしますが、それでも1週間程度を目安に使い切るのがおすすめです。アラビックヤマトのりタイプは、その場で作ってすぐ使うのが一番です。

Q3. 血糊が服についたら絶対に落ちませんか?

使った材料によります。食紅で作った血糊なら、すぐに対処すればある程度落とせます。ただし、アクリル絵の具を使った衣装用血糊は、ほぼ落ちないと考えてください。どちらにしても完全に元通りにするのは難しいので、汚れても良い服を使うのが基本です。お気に入りの服には絶対に使わないようにしましょう。

Q4. 子供に血糊を使っても大丈夫ですか?

食べられる材料(食紅、片栗粉、はちみつなど)で作った血糊なら、比較的安全に使えます。ただし、1歳未満の乳児にはちみつは推奨されていないので注意してください。また、どんな材料でも初めて使う時は、パッチテストを行うことをおすすめします。子供の肌は敏感なので、かゆみや発疹が出ないか確認しましょう。アラビックヤマトのりや絵の具を使ったタイプは、子供には使わない方が安全です。

Q5. 市販の血糊と手作り血糊、どちらがおすすめですか?

用途によります。プロの舞台や映画の現場で使うような高品質でリアルな血糊が欲しいなら、三善などの専門メーカーの商品がおすすめです。ただし、ハロウィンやコスプレで楽しむ程度なら、手作り血糊で十分です。手作りなら色や粘度を自由に調整できますし、コスパも良いので、たっぷり使えるのが魅力です。初めての方は、まず手作りから試してみて、もっとこだわりたくなったら市販品を購入するのが良いと思います。

Q6. 血糊をよりリアルに見せるコツはありますか?

一番のポイントは色の調整です。赤だけだと鮮血っぽくなるので、緑や黒を少量混ぜて深みを出しましょう。また、粘度も重要です。べっとりした血を表現したい時は粘度を高く、流れる血を表現したい時は低くします。さらに、衣装に付ける時は、手形や血飛沫など複数のテクニックを組み合わせると、より本格的に見えます。設定(どこでどうやって血が出たのか)を考えて付けるのもコツですよ。

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まとめ

血糊は家にある材料だけで簡単に作ることができます。基本的には片栗粉と食紅があれば、肌に安全な血糊が作れますし、アクリル絵の具と水のりがあれば衣装用の血糊も作れます。

リアルに見せるポイントは、赤に緑を少量混ぜて深みのある色にすること。そして用途に合わせて粘度を調整することです。食べられる材料で作れば、小さなお子さんがいる家庭でも安心して楽しめます。

衣装に使う場合は、アクリル絵の具を使った血糊がおすすめですが、服には色が残ることを覚悟して、汚れても良い服を使いましょう。

後処理については、肌についた血糊はウェットティッシュで簡単に落とせますが、服についた血糊は完全に落とすのが難しいことを念頭に置いてください。

ハロウィンやコスプレで血糊を使う時は、周りへの配慮も忘れずに。会場のルールを守り、色移り対策をしっかりして、みんなが楽しめるように心がけましょう。

手作り血糊なら、市販品を買うより安く、しかも自分好みにカスタマイズできます。ぜひこの記事を参考に、リアルで本格的な血糊作りに挑戦してみてください。きっと周りから「すごい!」って言われますよ。