最近、+18から始まる不審な電話番号からの着信を受ける人が急増しています。この記事では、+18から始まる電話番号の正体、詐欺電話の危険性、そして効果的な対処法について詳しく解説します。あなたの安全を守るために、ぜひ最後まで読んでください。
+18から始まる電話番号の正体とは?
北米からの国際電話番号
+18から始まる電話番号は、主にアメリカやカナダからの国際電話番号です。国際電話の番号体系では、「+1」がアメリカ・カナダの国番号として割り当てられており、その後に続く「8」は地域コードの一部となっています。
正規の+18番号は、北米に住む友人や家族、ビジネス関係者からの連絡である可能性があります。しかし、近年では詐欺師がこの番号を悪用するケースが激増しており、注意が必要です。
詐欺電話で悪用されるケースが急増
警察庁の調査によると、国際電話番号を使った特殊詐欺が急増しており、その中でも「+1」で始まる番号からの詐欺電話が多数報告されています。詐欺師たちは、国際電話番号を使うことで身元を隠し、被害者の警戒心を下げようとしているのです。
+18電話番号詐欺の典型的な手口
緊急性を煽る手口
詐欺師は「緊急事態です」「今すぐ対応が必要」といった言葉で相手を慌てさせ、冷静な判断力を奪おうとします。例えば、「あなたの銀行口座に不正アクセスがありました」「税務署から緊急連絡です」などの嘘をついて、すぐに行動を起こすよう求めます。
個人情報の聞き出し
電話の中で、氏名、住所、生年月日、銀行口座番号、クレジットカード番号などの個人情報を聞き出そうとします。正規の機関であれば、電話で重要な個人情報を求めることはありません。
金銭の要求
「手数料が必要」「保証金を振り込んでください」「プリペイドカードを購入して番号を教えて」など、様々な理由をつけてお金を要求します。これは典型的な詐欺の手口です。
東京在住ですが、8月のある日、調べたら兵庫県の生田警察署から
— セミダブル (@shin_t3) September 18, 2025
折返しではなく、かけ直したら、18から始まる電話番号は海外からなので詐欺の可能性があるので絶対電話しないでね!と言われました#ティーサージパラダイス pic.twitter.com/6Cc4o7l0ol
+18から始まる電話への正しい対処法
基本的な対処方針
+18から始まる電話がかかってきたら、まず以下のことを心がけましょう:
- 慌てずに冷静になる
- 相手の名前と連絡先を確認する
- 個人情報を絶対に教えない
- お金に関する話は一切応じない
- 不審に感じたらすぐに電話を切る
電話に出てしまった場合の対応
もし+18の番号に出てしまった場合は、相手が何者なのかを慎重に確認しましょう。正当な理由での連絡であれば、相手は自分の身元を明確に名乗るはずです。曖昧な表現や怪しい内容の場合は、すぐに電話を切ることが大切です。
絶対にやってはいけないこと
- 個人情報を教える
- お金を振り込む
- プリペイドカードを購入する
- 相手の指示に従って操作を行う
- 折り返し電話をかける
iPhone(iOS)での着信拒否設定方法
不明な発信者を消音する設定
iPhoneには「不明な発信者を消音」という便利な機能があります。この機能をオンにすると、連絡先に登録されていない番号からの着信を自動的に拒否できます。
設定方法:
- 「設定」アプリを開く
- 「電話」をタップ
- 「不明な発信者を消音」をオンにする
この設定により、+18から始まる不審な番号からの着信をブロックできます。
個別番号の着信拒否設定
特定の+18番号を着信拒否したい場合は、以下の手順で設定できます:
- 「電話」アプリの履歴から該当番号をタップ
- 「この発信者をブロック」を選択
- 確認画面で「連絡先をブロック」をタップ
これで、その番号からの着信は今後ブロックされます。
Android端末での着信拒否設定方法
標準の着信拒否機能
Android端末では、標準で着信拒否機能が搭載されています。+18番号をブロックする方法:
- 「電話」アプリを開く
- 着信履歴から該当番号を選択
- 「ブロック」または「迷惑電話として報告」をタップ
迷惑電話対策アプリの活用
Google Playストアには多くの迷惑電話対策アプリがあります。これらのアプリは、詐欺番号のデータベースを持っており、+18から始まる不審な番号を自動的に識別してブロックしてくれます。
人気の迷惑電話対策アプリ:
- Truecaller
- Whoscall
- Call Blocker
固定電話での迷惑電話対策
NTTの迷惑電話対策サービス
固定電話を使っている場合、NTTが提供する迷惑電話対策サービスを利用できます。番号表示サービスや迷惑電話ブロック機能により、+18からの不審な着信を防ぐことができます。
迷惑電話防止機器の導入
市販の迷惑電話防止機器を導入することで、より確実に詐欺電話をブロックできます。これらの機器は、着信時に相手に身元確認を求めたり、録音を行ったりすることで、詐欺師を撃退します。
キャリア別の迷惑電話対策サービス
ドコモの迷惑電話対策
ドコモでは「迷惑電話ストップサービス」を提供しており、最大30件まで迷惑電話番号を登録できます。+18から始まる詐欺番号も効果的にブロックできます。
また、「あんしんセキュリティ」の迷惑電話対策機能では、AI技術により詐欺電話を自動判別し、警告画面を表示してくれます。
auの迷惑電話対策
auでは「迷惑電話撃退サービス」により、不要な着信をブロックできます。+18番号からの繰り返し着信にも有効です。
ソフトバンクの迷惑電話対策
ソフトバンクの「ナンバーブロック」サービスでは、特定の番号からの着信を拒否できます。国際電話番号にも対応しているため、+18からの詐欺電話対策に効果的です。
+18電話番号詐欺の実例と体験談
私も以前、+18から始まる番号から「アマゾンからの重要なお知らせ」という詐欺電話を受けたことがあります。相手は「あなたのアカウントで不正な購入があった」と言って、すぐに個人情報を確認したいと迫ってきました。
しかし、事前に+18番号について調べていたおかげで、これが詐欺電話だとすぐに気づくことができました。冷静に「アマゾンに直接確認します」と伝えて電話を切り、すぐに着信拒否設定を行いました。
このように、事前の知識があれば詐欺被害を防ぐことができます。
+18電話番号と他の国際詐欺電話との違い
+81(日本)を装う詐欺との比較
+81(日本の国番号)を使った詐欺電話もありますが、+18番号の詐欺とは手口が異なります。+81番号の場合、日本国内の企業や機関を装うことが多く、より身近な内容で信頼感を演出しようとします。
一方、+18番号の詐欺は、海外からの連絡という特殊性を利用し、「国際的な緊急事態」「海外での口座凍結」などの手口を使うことが特徴です。
+44(イギリス)や+86(中国)との使い分け
詐欺師は、ターゲットに応じて使用する国番号を使い分けています。+18(北米)は英語圏として信頼性が高く、ビジネス関連の詐欺でよく使われます。一方、+86(中国)は製品詐欺や投資詐欺で、+44(イギリス)は金融関連詐欺で使われることが多いです。
#国際電話拒否 で詐欺防げ
— 読売新聞奈良支局 (@yomiuri_nara) September 18, 2025
「+18」や「+44」の番号といった「+」と国番号で始まる国際電話を使った特殊詐欺が全国的に増えています。被害を減らそうと、#奈良県警 は固定電話にかかってくる国際電話の着信停止サービスの普及に力を入れていますhttps://t.co/hpT6axHdoD
詐欺電話の最新トレンドと対策
AI音声を使った新しい手口
最近では、AI技術を使って自然な音声を生成し、より巧妙な詐欺電話を行う事例が増えています。+18番号からの着信でも、このようなAI音声が使われる可能性があります。
不自然に流暢な日本語や、感情の起伏が乏しい話し方には注意が必要です。
コールバック詐欺の増加
+18番号で短時間の着信を行い、折り返し電話をかけさせる「コールバック詐欺」も増加しています。折り返し電話をかけると高額な国際電話料金が請求される仕組みです。
知らない+18番号からの着信には、絶対に折り返し電話をかけないようにしましょう。
被害に遭ってしまった場合の対処法
すぐに行うべき対応
もし+18番号の詐欺電話で被害に遭ってしまった場合は、以下の対応を迅速に行いましょう:
- 銀行やクレジットカード会社に連絡し、口座やカードを停止
- 警察署に被害届を提出
- 国民生活センターの消費者ホットライン(188)に相談
- 弁護士に相談(被害額が大きい場合)
証拠の保全
詐欺電話の証拠として、以下の情報を記録しておくことが重要です:
- 着信日時
- 電話番号(+18で始まる番号)
- 通話内容の詳細
- 相手の名前や所属(名乗った場合)
- 要求された内容
可能であれば、通話を録音しておくことも証拠として有効です。
家族や高齢者への注意喚起
高齢者が狙われやすい理由
+18番号を使った詐欺では、高齢者が特に狙われやすい傾向があります。これは、国際電話に慣れていない、最新の詐欺手口を知らない、緊急事態に冷静に対応することが難しいなどの理由からです。
家族でできる対策
家族間で+18番号詐欺について情報共有し、以下の対策を講じることが大切です:
- 高齢の家族に詐欺の手口を説明する
- 「知らない国際電話には出ない」というルールを作る
- 迷惑電話対策機器を導入する
- 定期的に着信履歴をチェックする
よくある質問(FAQ)
Q1. +18から始まる電話は全て詐欺なのですか?
A1. いいえ、全てが詐欺というわけではありません。アメリカやカナダに住む友人、家族、ビジネス関係者からの正当な連絡もあります。ただし、知らない番号からの着信については慎重に対応し、個人情報や金銭に関する話が出た場合は詐欺を疑うべきです。
Q2. +18の番号に折り返し電話をかけても大丈夫ですか?
A2. 知らない+18番号には折り返し電話をかけないことをおすすめします。コールバック詐欺の可能性があり、高額な国際電話料金を請求される危険があります。本当に必要な連絡であれば、相手から再度連絡があるはずです。
Q3. 着信拒否設定をしても完全に防げますか?
A3. 着信拒否設定は有効ですが、詐欺師は番号を変えて再度かけてくる可能性があります。そのため、着信拒否設定と合わせて、迷惑電話対策アプリの利用や、不明な番号には出ないという基本的な対策を組み合わせることが重要です。
Q4. 家族が+18番号詐欺に引っかからないようにするには?
A4. 家族間で詐欺の手口について情報共有し、「知らない国際電話には出ない」「個人情報は絶対に教えない」「お金の話が出たらすぐに電話を切る」といったルールを決めておくことが効果的です。また、高齢の家族には迷惑電話対策機器の導入も検討しましょう。
Q5. 詐欺電話を受けた場合、どこに報告すればよいですか?
A5. 詐欺電話を受けた場合は、まず警察署に相談しましょう。また、国民生活センターの消費者ホットライン(188)や、各キャリアの迷惑電話報告窓口にも報告することで、他の利用者の被害防止にも貢献できます。
Q6. +18番号からのSMSメッセージも危険ですか?
A6. はい、+18番号からのSMSメッセージも詐欺の可能性が高いです。フィッシング詐欺や偽サイトへの誘導が目的の場合が多いため、知らない+18番号からのSMSに含まれるリンクはクリックしないようにしましょう。
Q7. 企業が+18番号を使うことはありますか?
A7. アメリカやカナダに本社がある企業が、日本の顧客に連絡する際に+18番号を使用することはあります。ただし、正当な企業であれば事前に連絡方法について案内があったり、公式サイトに記載されている番号と一致するはずです。不明な場合は、企業の公式サイトで確認することをおすすめします。
Q8. +18番号詐欺の被害に遭った場合、お金は戻ってきますか?
A8. 詐欺被害によるお金の回復は困難な場合が多いですが、迅速な対応により一部回復できる可能性があります。すぐに銀行やクレジットカード会社に連絡し、警察に被害届を提出することが重要です。また、振り込め詐欺救済法により、被害回復分配金を受け取れる場合もあります。
まとめ
+18から始まる電話番号は、アメリカ・カナダからの国際電話番号ですが、近年詐欺電話での悪用が急増しています。これらの詐欺電話から身を守るためには、以下のポイントが重要です。
基本的な対策:
- 知らない+18番号からの着信には出ない
- 個人情報や金銭