「部屋の床をもう少し高くしたい」「段差をなくしてバリアフリーにしたい」「畳からフローリングに変えたい」そんなときに役立つのが「床のかさ上げDIY」です。
専門業者に頼むと費用がかかりますが、自分でやればコストも抑えられ、好きな仕上がりにできます。
本記事では、初心者でも失敗しにくい床のかさ上げDIYの方法や注意点、よくある疑問まで、やさしく解説します。
床のかさ上げDIYとは?基礎知識とメリット
床のかさ上げDIYとは、今ある床の上に新たな下地や床材を重ねて、高さを調整するリフォーム方法です。主なメリットは以下の通りです。
- 段差をなくしてバリアフリーにできる
- 古い床の傷みを隠せる
- 好きな床材に変えられる
- 工事費用が安く済む
特に和室の畳をフローリングに変えるときや、リビングと廊下の段差をなくしたいときに多く使われています。
畳→フローリングの根田貼り
— HARINE(電×六) (@harinest) October 16, 2022
①水平確認
②パッキン作成(かさ上げ端材)
③ビス止め
ところどころ歪みがあって水平取るのに時間がかかります。
パッキン割れるのが嫌なので杭用丸木を切って使いました。
床作業は腰がやられます(笑)#DIY#フローリング#リフォーム pic.twitter.com/ihdXPhljGB
床のかさ上げDIYでよくある失敗と注意点
床のかさ上げDIYは手軽ですが、注意しないと失敗することもあります。よくある失敗例と注意点を紹介します。
- 床が水平にならず、歩くとガタガタする
- かさ上げしすぎてドアが開かなくなる
- 下地が弱くて床が沈む
- 床鳴り(ギシギシ音)がする
これらを防ぐには、しっかりと水平を出すこと、下地を丈夫に作ること、仕上がりの高さを事前に測ることが大切です。
自宅台所の床、かさ上げDIY💦
— Kaoru [RN:ナベちゃん] (@Jewela3234) November 3, 2024
金曜日仕事終わってから突貫作業開始👷
配置変更&材料見積り買出し時間を除き、1日7〜8時間作業ペースで先程完了。
2層ベニア板の材料費12k程と、私の作業時間でした…😅
待ったなしで最後、廊下改修に着手します🫡 pic.twitter.com/Pz2Ka4y0t9
床のかさ上げDIYに必要な道具と材料
初心者でも揃えやすい、床のかさ上げDIYに必要な道具と材料をまとめました。
- メジャー(長さを測る)
- 水平器またはレーザー水平器(床を水平にする)
- ノコギリまたは丸ノコ(木材を切る)
- インパクトドライバー(ネジ止め用)
- 木材(根太や下地用)
- 合板(床の下地用)
- クッションフロアやフローリング材(仕上げ用)
- 釘やビス、接着剤
ホームセンターやネット通販で簡単に手に入ります。
床のかさ上げDIYの手順をやさしく解説
床のかさ上げDIYの基本手順
1. 仕上がり高さを決める
まず、どれくらい床を高くしたいかを決めます。ドアや家具とのバランスも考えて、無理のない高さにしましょう。既存の床と新しい床材の厚みも計算に入れます。
2. 床の下地を作る
根太(ねだ)と呼ばれる木材を一定の間隔で並べて、床の骨組みを作ります。根太の間隔は30~45cmが目安です。水平器やレーザーを使って、しっかり水平を出しましょう。
3. 合板を敷く
根太の上に合板を敷き、ビスでしっかり固定します。合板は12mm厚を2枚重ねると強度が上がります。合板の継ぎ目は根太の上にくるように配置しましょう。
4. 仕上げ材を貼る
合板の上にクッションフロアやフローリング材を貼ります。フローリングは専用の接着剤や釘で固定します。クッションフロアは両面テープや専用の糊を使います。
床のかさ上げDIYで使える便利なアイテム
最近はDIY初心者向けの便利なアイテムも増えています。
- 「ゆかあげくん」などの床上げキット
- 高さ調整が簡単なプラスチック製のスペーサー
- 下地作りが簡単なパネルタイプの床材
こうしたアイテムを使うと、作業がぐっと楽になります。
和室の畳からフローリングへのかさ上げDIY
和室の畳をフローリングに変える場合、畳の厚み分だけ床が低くなるため、かさ上げが必要です。畳を外して根太を組み、合板を敷いてフローリングを貼ります。高さ調整のために、スペーサーやパッキンを使うと便利です。
和室フローリング化
— なかじま まさゆき (@rantantei_nkj) March 10, 2025
DIYすると人生観変わります。 pic.twitter.com/9LMyijgbrw
かさ上げDIYの費用と時間の目安
床のかさ上げDIYにかかる費用は、6畳の部屋で2~5万円程度が目安です。材料のグレードや工具の有無で変わります。作業時間は、初心者でも1日~2日あれば完成できます。
床のかさ上げDIYでよくある質問(Q&A)
Q. 床のかさ上げは一人でもできますか?
A. 6畳程度の部屋なら一人でも可能ですが、重い合板を運ぶときや広い部屋の場合は、家族や友人に手伝ってもらうと安心です。
Q. 床の高さはどこまで上げても大丈夫?
A. ドアや窓の開閉、天井の高さ、家具のバランスを考えて決めましょう。一般的には5cm~10cm程度のかさ上げが多いです。
Q. 床鳴りを防ぐコツは?
A. 下地をしっかり固定し、合板やフローリングの継ぎ目に隙間を作らないことが大切です。クッション材やフェルトを挟むと音が出にくくなります。
「床 かさ上げ DIY」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
床のかさ上げDIYは、正しい手順と道具を使えば初心者でも十分にチャレンジできます。ポイントは「水平をしっかり出す」「下地を丈夫に作る」「仕上がりの高さを事前に確認する」ことです。
和室から洋室へのリフォームや、段差解消のバリアフリー化にもおすすめです。便利なキットやアイテムも活用しながら、失敗しない床のかさ上げDIYにぜひ挑戦してみてください。