出産祝いで名前を書くところがない時の書き方完全ガイド! | サクッと深掘りしてみました
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出産祝いで名前を書くところがない時の書き方完全ガイド!

生活・文化

友人や親戚に赤ちゃんが生まれて、可愛い出産祝いの袋を用意したのに「あれ、名前を書くところがない…」って困ったことはありませんか?最近のご祝儀袋は全面に可愛いイラストやデザインが入っているものが多く、名前を書くスペースが見当たらないことってよくあるんです。でも大丈夫です。この記事では、名前を書くところがない時の対処法から、正しい書き方まで、わかりやすく解説していきます。

出産祝いの袋で名前を書くところがない時はどうすればいい?

全面にイラストが描かれた可愛いご祝儀袋を買ったけど、どこに名前を書けばいいのかわからない。そんな時は焦らなくて大丈夫です。実は名前を書くスペースがないデザインの袋は、そのまま名前を書かずに贈っても問題ないんです。

最近の出産祝い用の袋は、デザイン性を重視したものが増えています。全面に可愛い動物やベビーグッズのイラストが描かれていて、名前を書くための余白がほとんどないデザインも珍しくありません。こういった袋の場合、無理に名前を書こうとすると、せっかくの可愛いデザインが台無しになってしまうこともあります。

特に親しい友人や家族に贈る場合は、誰から贈られたものかすぐにわかることが多いので、袋に名前を書かなくても問題ありません。ただし、誰からのお祝いかをはっきり伝えるために、別の方法で対処することをおすすめします。

名前を書くスペースがない時の対処法

名前を書く場所がない時には、いくつかの解決方法があります。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

メッセージカードを添える方法

一番おすすめなのが、メッセージカードを添える方法です。市販の出産祝い用メッセージカードは、可愛いデザインのものがたくさんあります。文房具店や百貨店のギフトコーナー、100円ショップでも手に入ります。

メッセージカードには、お祝いの言葉と一緒に自分の名前を書くことができます。カードの選び方としては、赤ちゃんやベビーグッズのイラストが描かれたもの、明るいパステルカラーのもの、シンプルで上品なデザインのものなど、相手の好みや関係性に合わせて選ぶといいでしょう。

メッセージカードに書く内容は、簡潔で読みやすい80文字から120文字程度がベストです。「ご出産おめでとうございます。赤ちゃんの健やかな成長を心よりお祈りしています」といったシンプルな文章に、自分の名前を添えるだけで十分です。

ネームシールを使う方法

市販のネームシールを活用するのも便利な方法です。ネームシールは文房具店や100円ショップで購入できます。シンプルなものからキャラクター付きの可愛いものまで、種類が豊富に揃っています。

ネームシールを使う場合は、ご祝儀袋の目立たない場所に貼るのがポイントです。袋の裏面の下部や、デザインの邪魔にならない余白部分に貼ると、見た目もすっきりします。シールのサイズは小さめのものを選ぶと、デザインを損なわずに名前を明記できます。

短冊を使う方法

ご祝儀袋を購入した時に、短冊が付属している場合があります。短冊は細長い紙で、表書きと名前を書くために使います。この短冊を活用すれば、袋本体に直接書き込む必要がありません。

短冊の上半分に「御祝」や「御出産御祝」と書き、下半分に自分の名前を書きます。そして、短冊をご祝儀袋の中央に貼り付けます。短冊を使えば、デザイン性の高い袋でも、きちんとマナーを守って贈ることができます。

中袋に名前を書く方法

ご祝儀袋には、お金を入れる中袋が付いています。この中袋の裏面に、自分のフルネームと住所を書くことができます。中袋にしっかり名前を記載しておけば、袋の表面に名前がなくても、誰からのお祝いかがわかります。

中袋の裏面左下に、縦書きで名前と住所を書きます。記入欄が印刷されている中袋もあるので、その場合は記入欄に沿って書きましょう。中袋への記入は、受け取る側が整理する時にとても役立ちます。

出産祝いの袋の選び方

出産祝いの袋を選ぶ時には、いくつかのポイントを押さえておきましょう。袋選びで迷わないために、基本的な選び方を解説します。

水引の種類を確認する

出産祝いには「紅白蝶結び」の水引を選びます。蝶結びは何度も結び直せることから「何度あっても嬉しいお祝い」という意味が込められています。これは出産という喜ばしい出来事に最適な結び方です。

水引の本数は、5本が基本です。7本でも構いませんが、贈る金額とのバランスを考えて選びましょう。1万円から3万円程度なら5本、5万円以上の高額なら7本が適しています。

結び切りやあわじ結びは、結婚祝いなど「一度きりにしたい」お祝いに使うものなので、出産祝いには使いません。間違えないように注意しましょう。

デザインと金額のバランス

袋のデザインは、包む金額に合わせて選ぶのがマナーです。金額が少額の場合はシンプルなデザインのご祝儀袋を、高額な場合は豪華で華やかなデザインの袋を選びましょう。

3千円から5千円程度なら、水引が印刷されたカジュアルなタイプでも大丈夫です。1万円から3万円なら、一般的な紙製の袋や少し凝ったデザインのもの、3万円以上なら格式のある豪華な袋が適しています。

親しい友人への贈り物なら、可愛いパステルカラーの袋やキャラクターが描かれた袋も喜ばれます。ただし、職場の上司や目上の方に贈る場合は、派手すぎず上品で落ち着いたデザインを選びましょう。

白地が基本だけど例外もある

基本的には白地のご祝儀袋を選ぶのが礼儀ですが、親しい間柄の場合はカラフルなデザインの袋も問題ありません。最近は淡いピンクや水色、黄色など柔らかい印象の袋も人気があります。

避けるべきなのは、黒やグレーなど弔事を連想させる暗い色です。お祝い事には明るく華やかな印象の袋を選ぶことが大切です。清潔感と上品さを意識した選び方を心がけましょう。

出産祝いの表書きの書き方

名前を書くスペースがある袋を選んだ場合の、正しい書き方を確認しておきましょう。表書きには決まったルールがあります。

表書きに書く内容

ご祝儀袋の上段、水引より上の部分には「御祝」または「御出産御祝」と書きます。「御出産御祝」が最も正式でお祝いの気持ちが伝わりやすい表現です。

注意したいのは、4文字の表書きは避けるということです。「御出産祝」は4文字なので、お祝い事では縁起が悪いとされています。必ず5文字の「御出産御祝」にするか、「御祝」の2文字にしましょう。

親しい友人に贈る場合は、「御出産おめでとう」とメッセージ調にしても構いません。ただし、目上の方には正式な表書きを使う方が無難です。

名前の書き方

水引より下の部分、中央に贈り主の名前を書きます。名前は表書きよりも少し小さめに書くとバランスが良く見えます。

個人で贈る場合は、中央にフルネームを書きます。親しい間柄なら名字だけでも問題ありませんが、フルネームの方が丁寧な印象になります。

夫婦で贈る場合は、右側に夫のフルネーム、左側に妻の下の名前だけを書きます。夫婦別姓の場合は、両方のフルネームを並べて書きましょう。

2人から3人の連名で贈る場合は、目上の人を右から左へ順に書きます。友人同士など上下関係がない場合は、五十音順に並べます。

4人以上の連名で贈る場合は、代表者の名前を中央に書き、左側に「外一同」と書きます。そして、全員の名前を記載した別紙を中袋に入れます。

使用する筆記用具

表書きや名前を書く時は、毛筆か筆ペンを使うのが基本です。筆が苦手な場合は、黒の太めのサインペンでも構いません。

墨の色は必ず濃い黒を使います。薄い墨色は弔事で使うものなので、出産祝いには不適切です。楷書でしっかりと丁寧に書くことが大切です。

ボールペンや万年筆は簡易的すぎるため、表書きには使わないようにしましょう。ただし、中袋の裏面に住所や名前を書く場合は、スペースが狭ければボールペンでも許容されます。

中袋の書き方とお金の入れ方

中袋の書き方にもマナーがあります。正しい書き方を覚えておきましょう。

中袋の表面の書き方

中袋の表面中央には、包んだ金額を漢数字で書きます。これは改ざんを防ぐためです。金額の頭に「金」をつけ、旧字体の漢数字で記載します。

例えば、3万円なら「金参萬圓也」、5千円なら「金伍阡円也」、1万円なら「金壱萬円也」と書きます。旧字体を使うのは、簡単に書き換えられないようにするためです。

縦書きで書くことで、格式が引き立ちます。金額を明確に伝えることが大切なので、丁寧に書きましょう。

中袋の裏面の書き方

中袋の裏面左下には、贈り主のフルネームと住所を縦書きで書きます。郵便番号も漢数字で書くとより丁寧です。

出産祝いの場合、中袋には住所を書かない方が良いという意見もあります。しかし、記入欄が印刷されている場合は、記入欄に従って氏名と住所を書きましょう。

連名の場合で全員の名前を書ききれない時は、別紙に全員の名前と住所を記載して中袋に同封します。受け取る側が内祝いを準備する時に役立ちます。

お金の入れ方

お祝い金には新札を用意するのが基本マナーです。新札を使うことで「新しい命への祝福」という意味が込められます。

お札を中袋に入れる際は、人物の肖像画が上になるように、表向きに揃えて入れます。複数枚のお札を入れる場合は、全ての向きを揃えましょう。

中袋を開けた時に、お札の肖像画が正面に見えるようにするのがポイントです。ご祝儀袋の表面とお札の表面が一致するように入れることが大切です。

カジュアルなデザインの袋を使う時の注意点

最近は可愛いデザインのご祝儀袋が増えています。カジュアルな袋を使う時の注意点を確認しておきましょう。

相手との関係性を考える

カジュアルなデザインのご祝儀袋は、親しい友人や家族に贈る場合には問題ありません。特に相手が若い世代なら、ポップなデザインやユーモアのあるものも喜ばれます。

ただし、職場の上司や目上の方に贈る場合は、伝統的で落ち着いたデザインのご祝儀袋を選ぶ方が無難です。贈る相手やシチュエーションに合わせてデザインを選びましょう。

最近では、赤ちゃんやベビーグッズが描かれた可愛らしいデザイン、パステルカラーの柔らかい印象の袋、水引の代わりにリボンが結ばれている袋など、おしゃれな袋が人気です。

基本的なマナーは同じ

カジュアルなデザインのご祝儀袋を選んだ場合でも、記載内容や包み方など基本的なマナーは正式なご祝儀袋と同じです。

水引が印刷されているタイプでも、蝶結びの形になっていることを確認しましょう。デザインが可愛いからといって、マナーを無視していいわけではありません。

中袋がないカジュアルな袋もありますが、贈る金額が1万円以上の場合や目上の方に渡す時は、中袋がある袋を選びましょう。中袋がない袋は、比較的少額で親しい間柄の場合に限ります。

出産祝いを贈る時期とタイミング

出産祝いを贈る適切な時期についても知っておきましょう。タイミングを間違えると、相手の負担になってしまうこともあります。

生後7日から1ヶ月が目安

出産祝いを贈る最適なタイミングは、生後7日から1ヶ月の間です。生後7日目には「お七夜」という、赤ちゃんの健やかな成長を願う行事があります。生後1ヶ月には「お宮参り」という、無事に過ごせたことを感謝する行事があります。

母子が退院して落ち着いた頃が、お祝いを贈る良いタイミングです。出産後すぐは赤ちゃんとママの体調も不安定で、バタバタしていることが多いです。少し落ち着いてから贈る方が、相手の負担になりません。

出産前に贈るのは避けましょう。赤ちゃんが無事に生まれたという報告を受けてから、お祝いを準備するのがマナーです。

遅れた場合の対処法

もし出産祝いを贈るのが遅れてしまった場合でも、諦める必要はありません。生後6ヶ月のハーフバースデーや1歳の誕生日に合わせて贈るといいでしょう。

遅れてしまった場合は、メッセージカードにお詫びの言葉を添えます。「お祝いが遅くなってしまい、申し訳ありません」といった一言を加えることで、丁寧な印象になります。

ただし、お祝いが遅れたことに過度に触れる必要はありません。赤ちゃん誕生を心から祝う気持ちを前面に出したメッセージにしましょう。

ご祝儀袋の包み方と渡し方

最後に、ご祝儀袋の包み方と渡し方について確認しておきましょう。

上包みの折り方

中袋をご祝儀袋の上包みで包む時は、折り方に注意が必要です。お祝い事では、下側の折りが上にくるように重ねます。

これは「喜びが何度も受け止められるように」という意味が込められています。逆にしてしまうと弔事用の折り方になってしまうので、気をつけましょう。

水引がついている場合は、丁寧に外してから中袋を入れ、上包みを畳んだ後、下側から水引をはめていきます。水引のないカジュアルな袋の場合は、封緘シールで止めます。

袱紗に包んで持参する

ご祝儀袋を持参する時は、袱紗に包むのが正式なマナーです。袱紗は暖色系のものを選びましょう。赤、オレンジ、ピンクなどの明るい色が慶事に適しています。

袱紗がない場合は、ハンカチで代用することもできます。ただし、派手な柄のものは避け、無地や落ち着いた柄のものを選びましょう。

相手に渡す時は、袱紗から出して両手で渡します。「おめでとうございます」という言葉を添えると、より気持ちが伝わります。

郵送する場合の注意点

遠方の方に贈る場合など、郵送で出産祝いを送ることもあります。郵送する場合は、ご祝儀袋が折れたり汚れたりしないように、きちんと保護しましょう。

硬めの封筒に入れるか、段ボール箱に梱包して送ります。ご祝儀袋だけでなく、メッセージカードも添えると、より丁寧な印象になります。

郵送する前に、配送先の住所を確認しておくことも大切です。出産後はママが実家に里帰りしていることもあるので、どこに送ればいいか事前に聞いておきましょう。

よくある質問

Q1. 名前を書かずに贈っても失礼にならない?

デザイン重視の袋で名前を書くスペースがない場合は、そのまま名前を書かずに贈っても失礼にはなりません。特に親しい友人や家族に贈る場合は問題ありません。ただし、メッセージカードを添えたり、中袋に名前をしっかり書いたりして、誰からのお祝いかを明確にすることをおすすめします。目上の方に贈る場合は、名前を書くスペースがある正式なご祝儀袋を選ぶ方が無難です。

Q2. 中袋がないご祝儀袋でも大丈夫?

親しい友人や家族に少額のお祝いを贈る場合は、中袋がないカジュアルなご祝儀袋でも問題ありません。ただし、1万円以上の金額を包む場合や、目上の方に贈る場合は、中袋がある正式なご祝儀袋を使いましょう。中袋がない袋を使う場合は、金額や住所を記載する場所がないため、別途メモを同封するなどの配慮が必要です。

Q3. ボールペンで書いても良い?

表書きや名前をボールペンで書くのは基本的にNGです。お祝い事には毛筆か筆ペン、または黒の太めのサインペンを使いましょう。ただし、中袋の裏面に住所や名前を書く場合は、記入欄が狭ければボールペンでも許容されます。なるべく筆記用具を統一して、表書きと同じものを使う方が丁寧な印象になります。

Q4. 連名で贈る場合の名前の書き順は?

2人から3人の連名で贈る場合は、目上の人を右から左へ順に書きます。友人同士など上下関係がない場合は、五十音順に並べるのが一般的です。4人以上の連名の場合は、代表者の名前を中央に書き、左側に「外一同」と記載します。そして、全員の名前と住所を書いた別紙を中袋に同封しましょう。会社の部署などで贈る場合は「○○課一同」と書きます。

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まとめ

出産祝いで名前を書くところがない時は、そのまま名前を書かずに贈っても問題ありません。ただし、メッセージカードを添える、ネームシールを使う、中袋にしっかり名前を書くなど、誰からのお祝いかを明確にする工夫が大切です。

出産祝いのご祝儀袋は、紅白蝶結びの水引を選び、包む金額に合ったデザインの袋を選びましょう。表書きには「御祝」または「御出産御祝」と書き、名前は表書きより小さめに書きます。毛筆か筆ペンを使い、濃い黒の墨で楷書に書くのが基本です。

中袋には金額を旧字体の漢数字で書き、裏面には名前と住所を記載します。お祝い金には新札を用意し、お札の向きを揃えて入れましょう。

カジュアルなデザインの袋は、親しい友人や家族に贈る場合には問題ありませんが、目上の方には正式なご祝儀袋を選ぶ方が無難です。出産祝いを贈る時期は生後7日から1ヶ月が目安で、遅れた場合はハーフバースデーや1歳の誕生日に合わせて贈るといいでしょう。

最も大切なのは、赤ちゃんの誕生を心から祝う気持ちです。マナーを守りつつ、温かい気持ちを込めてお祝いを贈りましょう。