料理のレシピを見ていると「キャベツ200g」って書いてあること、よくありますよね。でも、いざキッチンに立ってみると「200gってどれくらい?」「はかりがないんだけど…」って困ってしまうこと、ありませんか?
実は私も以前、お好み焼きを作ろうとしたときに同じ悩みを抱えました。適当に切って作ったら、キャベツが多すぎて生地がまとまらなくなってしまったんです。そんな失敗をしないためにも、キャベツ200gの目安を知っておくと本当に便利です。
この記事では、はかりがなくてもキャベツ200gを測る方法から、栄養価、おすすめの料理レシピまで、わかりやすく解説していきます。
春キャベツの炒め物を作ろうとレシピ本にある「キャベツ200g」のために玉から適当に切り出して計ったら、一発でドンピシャ200gに。「やった!」と小躍り。先日、「バター60g」を30gずつ2回に分けて切り分けた時も2度ともちょうどの重さが出てびっくり。台所でひとりほくそ笑むのだった。 pic.twitter.com/o0n6a28GF1
— 内藤美和 (@NAITOMiwa) March 29, 2025
キャベツ200gは何玉分?基本の目安を知ろう
キャベツ200gがどれくらいなのか、まずは基本的な目安からお伝えします。
キャベツ1玉の重さは約1kg
一般的なスーパーで売られているキャベツ1玉の重さは、だいたい800gから1200g程度です。季節やサイズによって変わりますが、標準的なサイズだと約1000g(1kg)と考えるとわかりやすいですよ。
冬キャベツは葉がぎゅっと詰まっているので重めで、春キャベツは葉の巻きが緩いので軽めです。
キャベツ200gは約1/5玉
キャベツ1玉が約1000gなら、200gはその1/5(5分の1)にあたります。ただし、実際には芯の部分を取り除くことを考えると、見た目としては1/4玉よりちょっと少ないくらいのイメージです。
小さめのキャベツなら1/4玉、大きめのキャベツなら1/6玉くらいが目安になります。
キャベツの種類とサイズによる違い
キャベツの重さは種類やサイズによって結構違います。春キャベツのLサイズは1100〜1300g、冬キャベツのLサイズは1300〜1500gほどです。
そのため、春キャベツなら200gは1/5〜1/6玉、冬キャベツなら1/6〜1/7玉くらいが目安になります。
はかりなしでキャベツ200gを測る簡単な方法
はかりがない場合でも、キャベツ200gを測る方法はいくつかあります。実際に私がよく使っている方法をご紹介しますね。
キャベツの葉で測る方法
キャベツの葉で測るのが一番簡単です。芯を除いた外側に近い大きな葉なら、1枚が約50〜60gです。
ということは、大きな葉3〜4枚で約200gになります。芯を含んだ状態なら4〜5枚が目安です。
中くらいのサイズの葉なら、5〜6枚で200gくらいになりますよ。
手のひらで測る目安
手のひらを使った測り方もあります。キャベツをざく切りにして、手のひらに乗るくらいの量が約50gです。
つまり、手のひら4杯分で約200gになります。この方法は少し大雑把ですが、炒め物やスープなど、厳密な量が必要ない料理なら十分使えます。
ボウルを使った測り方
キャベツを千切りやざく切りにしてボウルに入れると、量が把握しやすくなります。
千切りキャベツなら、直径20cmくらいのボウルに山盛り1杯で約150〜200g程度です。ざく切りの場合も同じくらいの量感になります。
料理中にボウルの量を見て調整できるので、この方法も便利ですよ。
キャベツ200gのカロリーと栄養価
キャベツは低カロリーで栄養豊富な野菜です。ダイエット中の方にも嬉しい食材なんですよ。
カロリーと糖質はどれくらい?
キャベツ200gのカロリーは約42〜48kcalと、とても低カロリーです。糖質も約3.4〜7g程度なので、糖質制限中の方でも安心して食べられます。
ちなみに、ご飯お茶碗軽く1杯(約150g)の糖質は56gもあるので、キャベツがいかに低糖質かがわかりますよね。
ビタミンCが豊富
キャベツ200gには約70mgのビタミンCが含まれています。これは1日の推奨摂取量の約70%をカバーできる量です。
ビタミンCは免疫力を高めたり、美肌効果が期待できたりする栄養素です。風邪の予防や疲労回復にも役立ちますよ。
ただし、ビタミンCは熱に弱いので、生で食べるとより効果的に摂取できます。
食物繊維で腸内環境を整える
キャベツ200gには約3.6〜5gの食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸内環境を整えて、便秘の改善に役立ちます。また、満腹感も得やすいので、ダイエット中の方には特におすすめです。
健康的な成人男性が1日に必要な食物繊維は21g以上なので、キャベツ200gだけでその約17〜24%を摂取できることになります。
ビタミンKで骨を健康に
キャベツ200gには約80μgのビタミンKが含まれています。
ビタミンKは血液凝固や骨の健康維持に重要な役割を果たす栄養素です。特に女性にとっては、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。
カルシウムと一緒に摂ると、より効果的ですよ。
キャベツ200gで作れる美味しい料理レシピ
キャベツ200gあれば、いろいろな料理が作れます。私がよく作る簡単で美味しいレシピをいくつかご紹介します。
キャベツとツナのマヨネーズ和え
一番簡単なのが、キャベツとツナのマヨネーズ和えです。キャベツ200gを千切りにして、軽く塩もみします。
水気を絞ったら、ツナ缶1缶とマヨネーズ大さじ2〜3を混ぜるだけ。お好みで塩コショウやレモン汁を加えても美味しいですよ。
副菜やお弁当のおかずにもぴったりです。
キャベツと豚肉の炒め物
ボリュームのある主菜なら、キャベツと豚肉の炒め物がおすすめです。キャベツ200gをざく切りにして、豚肉100〜150gと一緒に炒めます。
味付けは塩コショウとニンニク、最後に醤油を回しかけると香ばしく仕上がります。
キャベツのシャキシャキ感を残すために、強火でサッと炒めるのがコツです。
キャベツのコールスロー
さっぱりとしたサラダなら、コールスローがおすすめです。キャベツ200gを千切りにして、人参50gも千切りにします。
ドレッシングは、マヨネーズ大さじ3、酢大さじ1、砂糖小さじ1、塩コショウ少々を混ぜて作ります。
野菜と和えて冷蔵庫で30分ほど冷やすと、味が馴染んで美味しくなりますよ。
キャベツとベーコンのチーズ焼き
オーブン料理なら、キャベツとベーコンのチーズ焼きが簡単です。キャベツ200gをざく切りにして、耐熱皿に入れます。
上にベーコンとチーズをのせて、180度のオーブンで15〜20分焼くだけ。チーズがとろけて、キャベツの甘みが引き立ちます。
夕食のメインにもなるボリュームたっぷりの一品です。
やみつきキャベツ
お酒のおつまみにもぴったりなのが、やみつきキャベツです。キャベツ200gを手でちぎって、ごま油大さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1、にんにくチューブ少々、白ごま適量を混ぜます。
軽く塩コショウして、よく揉み込むだけで完成。和えてすぐでも美味しいですが、少し時間を置くと味が馴染んでさらに美味しくなります。
おはようございます☀️.°
— 野生のトシアキfeat.スキンヘッド農家@柏原ファーム (@iida_noraneko) July 21, 2024
朝仕事してきたけど汗やっば💦
今日も暑いなー
写真のキャベツは昨日収穫したやつ
超大球という巨大キャベツで直径40cm、重さ5kgになるんよ😂
メインは秋なんだけど標高が高いから作れる
#おはよう #農家の朝礼 #キャベツ pic.twitter.com/AyYnoZcmAJ
キャベツ200gを使い分けるコツと保存方法
キャベツ200gを上手に使いこなすには、料理に合わせた切り方や保存方法を知っておくと便利です。
料理別の切り方と使い分け
炒め物にはざく切りが適しています。大きめに切ることで、シャキシャキとした食感が残ります。
サラダやとんかつの付け合わせには千切りがおすすめです。細く切ることで、ドレッシングやソースが絡みやすくなります。
スープや煮込み料理には、一口大に切るとちょうど良いですよ。
キャベツの鮮度を保つ保存方法
使い残したキャベツは、切り口にラップをしっかりと密着させて、冷蔵庫で保存します。
千切りにしたキャベツは、キッチンペーパーで包んでから、空気を含ませたポリ袋に入れて冷蔵庫へ。これで2〜3日は鮮度を保てます。
長期保存したい場合は、軽く茹でてから冷凍することもできます。ただし、食感は少し変わるので、スープや煮込み料理に使うのがおすすめです。
余ったキャベツのリメイクアイデア
キャベツが余ったら、いろいろな料理にリメイクできます。
細かく刻んでカレーに加えると、栄養価がアップします。スープや炒め物に少しずつ加えて、無駄なく使い切りましょう。
ピクルスにするのもおすすめです。キャベツを塩もみして、酢と砂糖で漬け込むだけ。冷蔵庫で数日間保存できるので、作り置きにも便利ですよ。
キャベツ200gの測り方でよくある失敗と対策
キャベツ200gを測るとき、よくある失敗をまとめてみました。私も経験したことがあるので、参考にしてください。
芯の重さを考慮していない
キャベツの芯は意外と重いです。芯付きで200gを測ると、実際に食べられる部分は170〜180g程度になってしまいます。
芯を除いて測るか、芯を含めるなら少し多めに用意するのがおすすめです。
水分を切っていない
千切りキャベツを水にさらした後、水分を十分に切らないと重量が増えてしまいます。
サラダやコールスローを作るときは、しっかりと水気を絞ってから調理しましょう。
切り方で量が変わる
同じ200gでも、千切りとざく切りではボリュームが全然違って見えます。
千切りの方がかさが増えるので、多く見えがちです。レシピの切り方に合わせて調整することが大切です。
季節によるキャベツの違いと200gの目安
キャベツは季節によって特徴が異なります。それぞれの季節のキャベツの特徴を知っておくと、より美味しく食べられますよ。
春キャベツの特徴
春キャベツ(3〜5月)は、葉の巻きが緩くてやわらかいのが特徴です。1玉が1100〜1300gくらいで、水分が多くて甘みがあります。
春キャベツ200gは約1/5〜1/6玉が目安です。生でサラダにするのがおすすめですよ。
夏秋キャベツの特徴
夏秋キャベツ(6〜11月)は、春キャベツと冬キャベツの中間的な特徴があります。葉はしっかりしていて、炒め物や煮物に適しています。
重さは1200〜1400gくらいで、200gは約1/6玉程度です。
冬キャベツの特徴
冬キャベツ(12〜2月)は、葉がぎゅっと詰まっていて重いのが特徴です。1玉が1300〜1500gくらいあります。
冬キャベツ200gは約1/6〜1/7玉が目安です。加熱するとより甘みが増すので、煮込み料理やスープにぴったりです。
キャベツ200gの栄養を効果的に摂取する方法
せっかく栄養豊富なキャベツを食べるなら、効果的に栄養を摂取したいですよね。いくつかのポイントをご紹介します。
生で食べてビタミンCを摂取
ビタミンCは熱に弱いので、生で食べるのが一番効果的です。
サラダやコールスロー、塩もみにして食べると、ビタミンCをしっかり摂取できます。千切りキャベツをとんかつの付け合わせにするのも良い方法ですよ。
油と一緒に食べてビタミンKを吸収
ビタミンKは脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。
炒め物やドレッシングをかけたサラダにすると、ビタミンKを効率よく摂取できます。
私は炒め物にするとき、少量のごま油を使うようにしています。風味も良くなって一石二鳥です。
食前に食べて血糖値の上昇を防ぐ
キャベツには食物繊維が豊富なので、食前に食べると糖質の吸収を緩やかにしてくれます。
血糖値の急上昇を防ぐことができるので、ダイエット中の方には特におすすめです。
食事の最初に千切りキャベツのサラダを食べる習慣をつけると、健康的ですよ。
適量を守って食べ過ぎに注意
キャベツは体に良い野菜ですが、食べ過ぎには注意が必要です。1日の推奨摂取量は成人で200g程度(4〜5枚)と言われています。
過剰摂取すると、お腹が張ったり、甲状腺機能に影響を与える可能性もあります。バランスの良い食事を心がけましょう。
料理初心者でも簡単!キャベツ200gの活用術
料理初心者の方でも、キャベツ200gを使った簡単な料理はたくさんあります。失敗しにくいコツもお伝えします。
電子レンジで簡単調理
電子レンジを使えば、火を使わずに簡単にキャベツを調理できます。
キャベツ200gをざく切りにして、耐熱容器に入れます。ラップをふんわりとかけて、600Wで3〜4分加熱するだけです。
加熱後に塩コショウやポン酢をかければ、あっという間に一品完成です。
塩もみで時短サラダ
キャベツを千切りにして塩もみすると、すぐにしんなりして食べやすくなります。
塩をまぶして5分ほど置いたら、水気を絞ります。ツナやハムを混ぜれば、簡単なサラダの完成です。
忙しい日のお弁当作りにも重宝しますよ。
ワンパン料理で洗い物を減らす
フライパン一つで作れる料理なら、洗い物も少なくて楽です。
キャベツと肉を炒めるだけの料理や、フライパンで蒸し焼きにする料理がおすすめです。
私は豚バラ肉とキャベツを重ねて蒸し焼きにする料理をよく作ります。ポン酢をかけるだけで美味しいですよ。
よくある質問
Q1. キャベツ200gは何枚くらいですか?
キャベツの葉の大きさによって変わりますが、芯を除いた大きな外葉なら3〜4枚、中くらいのサイズなら5〜6枚が目安です。芯を含む場合は4〜5枚程度になります。
Q2. はかりがない場合、どうやって測ればいいですか?
キャベツ1玉(約1kg)の1/5を目安にするか、手のひらに乗る量を約50gとして4杯分測る方法があります。また、ボウルに入れて目分量で測ることもできます。
Q3. キャベツ200gのカロリーはどれくらいですか?
キャベツ200gのカロリーは約42〜48kcal程度です。非常に低カロリーなので、ダイエット中の方でも安心して食べられます。
Q4. キャベツ200gで何人分の料理ができますか?
料理の種類によりますが、サラダや副菜なら2〜3人分、メインのおかずの具材として使うなら1〜2人分が目安です。
Q5. 冬キャベツと春キャベツで200gの目安は変わりますか?
はい、変わります。春キャベツは軽めで1/5〜1/6玉、冬キャベツは重めで1/6〜1/7玉が200gの目安になります。
Q6. キャベツ200gに含まれる食物繊維はどれくらいですか?
キャベツ200gには約3.6〜5gの食物繊維が含まれています。これは1日に必要な食物繊維の約17〜24%に相当します。
Q7. お好み焼きを作るとき、キャベツ200gで何人分できますか?
お好み焼き1枚(1人分)に使うキャベツの量は150〜200g程度なので、キャベツ200gだと1人分のお好み焼きが作れます。2人分作りたい場合は、キャベツ300〜400gが必要です。
Q8. キャベツを千切りにすると、200gでどれくらいの量になりますか?
千切りキャベツにすると、かさが増えて多く見えます。直径20cmくらいのボウルに山盛り1杯程度の量になります。
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キャベツ200gについて、測り方から活用方法まで詳しくご紹介してきました。
キャベツ200gは、標準サイズのキャベツ1玉(約1kg)の約1/5に相当します。はかりがなくても、大きな葉で3〜4枚、手のひら4杯分という目安で測ることができます。
カロリーは約42〜48kcalと低カロリーで、ビタミンCや食物繊維、ビタミンKなどの栄養素が豊富に含まれています。生で食べるとビタミンCを効果的に摂取でき、油と一緒に食べるとビタミンKの吸収率が高まります。
料理の種類に合わせて、千切り、ざく切り、一口大など切り方を変えると、より美味しく食べられます。サラダ、炒め物、スープなど、幅広い料理に活用できるのもキャベツの魅力です。
季節によってキャベツの特徴が変わるので、春キャベツは生で、冬キャベツは加熱して食べるのがおすすめです。
この記事を参考に、キャベツ200gを上手に使いこなして、美味しく健康的な料理を楽しんでくださいね!


