小顔になりたいという願いを叶えてくれると人気のコルギ。でも、「やりすぎると逆効果になる」って聞いたことありませんか？実は、コルギには適切な頻度があって、それを守らないと思わぬトラブルに繋がることもあるんです。この記事では、コルギのやりすぎによるリスクから正しい頻度まで、わかりやすく解説していきます。
コルギとは？骨にアプローチする韓国発祥の美容法
コルギは韓国で生まれた美容法で、漢字では「骨気」と書きます。その名の通り、顔や体の骨に直接アプローチするのが最大の特徴です。
一般的なマッサージが皮膚や筋肉を中心にほぐすのに対して、コルギは骨と骨の間に溜まった老廃物を流すことを目的としています。指や腕を使って強めの圧力をかけながら、骨を押したり動かしたりすることで、血液やリンパの流れを促進します。
芸能人やモデルにも愛用者が多く、即効性の高い小顔効果が評判となって日本でも人気が広がりました。1回の施術でも顔がすっきりしたと実感する人が多いのが、コルギの魅力なんです。
コルギをやりすぎると起こる危険なトラブル
効果が高いからといって、コルギを頻繁にやりすぎるのは危険です。実際に起こりうるトラブルを見ていきましょう。
皮膚のたるみが生じる可能性
コルギは骨に圧力をかけるため、同時に皮膚にも強い刺激が加わります。技術や知識が不十分な施術者による施術を繰り返し受けると、皮膚へのダメージが蓄積されてしまいます。
1回や2回では大きな問題にならなくても、何度も施術を重ねることで皮膚が引っ張られ続け、最終的にはたるみとして現れることがあります。特に年齢を重ねた肌は弾力が落ちているため、一度たるんでしまうと元に戻りにくくなってしまいます。
色素沈着が残ってしまう
コルギの施術では、肌を強い力でさすったり押したりします。この摩擦が繰り返されると、肌がダメージを受けてメラノサイトが活性化し、メラニン色素が大量に作られます。
作られたメラニン色素がスムーズに排出されないと、皮膚に蓄積されて黒ずみなどの色素沈着が起こります。小顔になるために通っているのに、顔に色素沈着が残ってしまったら本末転倒ですよね。
あざや内出血ができやすくなる
コルギは強い圧を加える施術なので、肌が敏感な人や血行が良くなる過程で、あざや内出血ができることがあります。
特に顔周りは皮膚が薄くてダメージを受けやすい部分です。無理な圧力をかけすぎると、目に見える内出血として残ってしまい、数日間人に会うのが辛くなることも。やりすぎると、このようなトラブルのリスクが高まります。
施術後の腫れが長引く
コルギを受けた後は、顔が赤くなったり腫れてしまうことがあります。通常は数日で落ち着きますが、やりすぎると腫れが長引くケースも報告されています。
中には、腫れが落ち着くまでに3日以上かかる人もいるようです。顔の腫れが目立つと、仕事や学校に行くのに支障をきたす可能性もあります。大事な予定がある前には特に注意が必要です。
頭痛や吐き気などの副反応
コルギは血行やリンパの流れを促進するため、体内循環が急激に変化することがあります。その結果、一部の人は頭痛や吐き気を感じることがあります。
これは好転反応と呼ばれる一時的なもので、通常は当日から数日で収まりますが、やりすぎると副反応が強く出る可能性が高まります。症状があまりにも深刻な場合は、継続的な施術を中止したほうが良いでしょう。
23歳を目前にしてアザが出来やすい身体になった😂コルギやりすぎ？（笑）
— 萌子 (@moecosmo) November 1, 2016
コルギの適切な頻度はどれくらい？段階別に解説
コルギの効果を最大限に引き出しながら、トラブルを避けるためには、適切な頻度で施術を受けることが大切です。
初期段階：2週間に1回のペースで3ヶ月
施術を受け始めたばかりの初期段階では、効果が持続しづらく、すぐに元の状態に戻りやすいです。コルギの効果が持続する期間は1〜2週間程度と言われています。
この時期は、週1回から2週間に1回程度の頻度で施術を受けるのがおすすめです。これを3ヶ月ほど続けることで、骨のゆがみが矯正されて小顔効果が定着してきます。
最初の2〜3ヶ月は、合計で10〜20回程度の施術を継続することで、体が新しい状態を記憶するようになります。ただし、この段階で毎日のように通うなど、やりすぎは禁物です。
安定期：月1回のメンテナンスでキープ
3ヶ月ほど継続して骨の位置が定着してきたら、3週間から1ヶ月に1回のペースに落としても問題ありません。
効果が薄れる前に定期的にメンテナンスを受けることで、引き締まった小顔をキープできます。この段階になれば、効果の持続期間も3週間〜1ヶ月程度まで延びてくるので、通う負担も軽くなります。
効果が出るまでにかかる時間
コルギの効果は施術直後から実感できることが多いですが、最も効果が出ているのは施術から2〜3日後です。施術直後は少し腫れることもありますが、老廃物が流れてむくみが解消されると、2日後くらいに最もスッキリ感を得られます。
ただし、効果の出方には個人差があります。施術の方法やエステティシャンの技術、そして受ける人の体質や肌質によって、効果の表れ方は異なります。
やりすぎを防ぐためのチェックポイント
コルギのやりすぎを防ぎ、安全に効果を得るために、以下のポイントをチェックしましょう。
信頼できるサロンと施術者を選ぶ
コルギには特別な資格が必要ないため、技術力に差があります。未熟な施術者による施術を繰り返し受けると、トラブルのリスクが高まります。
サロンを選ぶ際は、口コミやレビューをしっかり確認しましょう。コルギ専門のサロンや、熟練した施術者がいるサロンを選ぶことが重要です。初回のカウンセリングで、施術者の経験や技術について確認するのも良いでしょう。
痛みが強すぎる場合は調整してもらう
コルギは骨にアプローチするため、ある程度の痛みを伴うのは普通です。しかし、痛みがあまりにも強すぎる場合は、施術者に相談して力加減を調整してもらいましょう。
「痛気持ちいい」程度が理想的です。涙が出るほど痛い、耐えられないほど痛いという場合は、体にとって過度なストレスになっている可能性があります。無理して我慢せず、遠慮なく伝えることが大切です。
施術後の体調変化に注意する
施術後に頭痛や吐き気、長引く腫れなどの症状が出た場合は、その旨を施術者に伝えましょう。体質に合わない可能性もあります。
また、あざや内出血ができやすい人は、事前に肌の状態や体調をサロンに伝えておくことで、圧の強さに配慮した施術を受けられます。
間隔を空けすぎない・詰めすぎない
効果を持続させるためには定期的な施術が必要ですが、逆に通いすぎるのもNGです。適切な頻度は初期で2週間に1回、安定後は月1回程度。
この間隔を守ることで、皮膚へのダメージを最小限に抑えながら、効果を積み重ねていくことができます。「早く小顔になりたい」という気持ちから週に何度も通うのは、やりすぎによるトラブルのもとです。
コルギとハイフ、どっちがいい？
小顔を目指す美容法として、コルギと並んで人気なのがハイフです。両者にはどんな違いがあるのでしょうか。
アプローチする部位の違い
コルギは骨や筋肉に圧力をかけて血行を良くし、リンパの流れを促進する美容法です。手で直接マッサージするため、即効性が高いのが特徴です。
一方、ハイフは高密度の超音波を照射して、脂肪細胞を温めて破壊する美容法です。脂肪にアプローチするため、リバウンドが少ないのがメリットです。
効果の持続性と痛み
コルギは即効性が高いものの、効果の持続期間は1〜2週間から1ヶ月程度。継続的に通う必要があります。また、施術中に強い痛みを伴います。
ハイフは脂肪細胞を破壊するため、効果の持続期間が長く、数ヶ月から半年程度持続します。痛みもコルギに比べて少なく、心地よい温かさを感じる程度です。
持続性を重視するならハイフ、即効性を重視するならコルギという選び方もできます。両方を組み合わせることで、相乗効果を得られることもあります。
コルギを受けない方がいい人はいる？
以下のような人は、コルギを受ける前に慎重に検討したほうが良いでしょう。
痛みに弱い人
コルギは骨にアプローチするため、通常のマッサージよりも強い痛みを伴います。痛みに弱い人や敏感肌の人は、最初から弱めの力で施術してもらうか、他の美容法を検討したほうが良いかもしれません。
肌が弱い・敏感な人
強い圧や摩擦が加わるため、肌が弱い人は赤みや腫れ、あざなどができやすい傾向があります。肌トラブルが心配な人は、事前に施術者に相談しましょう。
顔に傷や炎症がある人
顔に傷や炎症、ニキビなどがある場合は、施術によって悪化する可能性があります。治るまで待つか、患部を避けて施術してもらいましょう。
妊娠中や体調不良の人
妊娠中や体調が優れない時は、血行促進による影響が心配されます。体調が万全でない時の施術は避けたほうが安全です。
コルギの効果を長持ちさせるセルフケア
サロンでの施術に加えて、自宅でのセルフケアを取り入れることで、コルギの効果をより長持ちさせることができます。
むくみを溜めない生活習慣
塩分の取りすぎや水分不足、睡眠不足はむくみの原因になります。バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけましょう。
お風呂にゆっくり浸かって体を温めることも、血行促進に効果的です。シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣をつけると良いでしょう。
正しい姿勢を意識する
猫背や頬杖をつく癖、片側だけで噛む癖などは、顔のゆがみやむくみの原因になります。日頃から正しい姿勢を意識することで、コルギの効果が戻りにくくなります。
座る時にお尻の左右どちらかにしか圧がかからない座り方をしている人は、特に注意が必要です。
軽いフェイスマッサージ
コルギほど強い刺激ではなく、優しくリンパを流すような軽いフェイスマッサージを自宅で取り入れるのもおすすめです。
ただし、やりすぎは禁物。自己流で強くこすったり押したりすると、かえってたるみや色素沈着の原因になるので、優しく行うことが大切です。
よくある質問
Q1. コルギは毎日受けても大丈夫ですか？
毎日受けるのはやりすぎです。皮膚へのダメージが蓄積され、たるみや色素沈着などのトラブルのリスクが高まります。初期段階でも週1回から2週間に1回程度が適切な頻度です。
Q2. コルギの効果はどれくらい持続しますか？
初回は1〜2週間程度ですが、継続して施術を受けることで徐々に持続期間が延び、3週間〜1ヶ月程度まで延びていきます。定期的なメンテナンスで効果をキープできます。
Q3. コルギで顔は本当に小さくなりますか？
骨自体のサイズは変わりませんが、骨と骨の間に溜まった老廃物を流し、むくみを解消することで、顔がすっきりと小さく見えるようになります。特にエラの張りやフェイスラインに効果を実感する人が多いです。
Q4. コルギとハイフ、どっちを先に受けるべきですか？
どちらを先に受けるかは、目的によって異なります。即効性を求めるならコルギ、持続性を重視するならハイフです。両方を組み合わせる場合は、施術者に相談して最適なタイミングを決めましょう。
Q5. コルギで老けることはありますか？
適切な頻度と技術のある施術者による施術であれば、老けることはありません。しかし、やりすぎたり、未熟な施術者による強すぎる施術を繰り返し受けると、皮膚がたるんで老けて見える可能性があります。
Q6. コルギの施術後、気をつけることはありますか？
施術後は肌が敏感になっているので、強い摩擦や刺激は避けましょう。また、水分をしっかり摂って老廃物の排出を促すことも大切です。大事な予定がある場合は、腫れが出る可能性を考えて、余裕を持って施術を受けましょう。
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コルギは即効性の高い小顔効果が魅力の美容法ですが、やりすぎると皮膚のたるみ、色素沈着、あざや内出血、長引く腫れ、頭痛や吐き気などのトラブルにつながる可能性があります。
適切な頻度は、初期段階で2週間に1回を3ヶ月継続し、その後は月1回のメンテナンスが理想的です。信頼できるサロンと施術者を選び、痛みや体調の変化に注意しながら、無理のない範囲で続けることが大切です。
「早く小顔になりたい」という気持ちはわかりますが、焦って通いすぎるのは逆効果。正しい頻度を守りながら、むくみを溜めない生活習慣やセルフケアも取り入れることで、コルギの効果を安全に、そして長く楽しむことができます。
自分の体と相談しながら、美しい小顔を目指していきましょう。
